goo blog サービス終了のお知らせ 

野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

白の花をゆったりと咲かせる「マルバスミレ」(高尾の花 21-25)

2021年04月11日 10時30分45秒 | 

白の花をゆったりと咲かせる「マルバスミレ」。葉が丸いことからこの名前がつけられた。白いスミレは数が少ないので、かなり識別しやすい。

(2021年春 高尾山)

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)
「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)

マルバスミレ (丸葉菫)

 ぽってりと安定感のある花と丸みのある葉が特徴のマルバスミレです。
生育地 本州、四国、九州(屋久島も含む)の主に太平洋側の内陸部に多く分布するが西日本では少ない。
日当たりの良い湿った草地や半日陰の林縁の斜面、崩れかけた柔らかい土の崖などにも多く生育しています。
開花時期 4月上旬~5月上旬頃
草  丈 5~10㎝くらい
花の状態 花色 白色で下弁には紅紫色の筋が入る。希に淡紅紫色の花もある。
花形 直径2㎝前後。全体的に丸みを帯びた感じ。
側弁 側弁の基部には毛があるものと無いものがあり、毛があるものをヒゲケマルバスミレと呼ぶ。
距  太めで長め。毛があるものと無いものがある。
萼片 淡緑色~紫色を帯びるものまで。
葉の状態 葉形 葉は長さ2~4㎝。卵形で基部は心形。
葉表 淡緑色。毛のあるものと無いものがある。
葉裏 淡緑色。毛のあるものと無いものがある。
托葉 -
備   考  マルバスミレは、毛が無いものを差すのですが、あまりにも希なため、毛があるものもマルバスミレと呼ぶようになったそうです。
 花の側弁には毛があるものと無いものがあります、毛があるものを「ヒゲケマルバスミレ」と呼びます。


鈴のような小さな花が二輪ぶらさがる「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)

2021年04月11日 10時27分36秒 | 

昔は山にしか見かけなかった「ホウチャクソウ」を、散歩道で発見してうれしくなった。二つぶら下がった花を五重塔などの軒端にぶら下がった宝鐸にみたてた命名だ。鈴のような小さな花が二輪あるだけで、小道がそこだけポッと明るくなっているように感じられる。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

「ホウチャクソウ」

ホウチャクソウ(宝鐸草、学名:Disporum sessile)はチゴユリ属に分類される植物。
アジア大陸の東端(極東ロシア-東南アジア)全域に見られ、日本全国に分布する。雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。初夏に地味だが白から緑へのグラデーションが美しい花をつける。

ホウチャクソウは草丈は30-60cmになり葉は互生、茎は上部で分かれる。
先端の葉の付け根から長さ2cmほどの花が1-3個垂れ下がって咲く。花被片は6枚(3枚の花びらと3枚のガク)で合着しないが、チゴユリ(D. smilacinum)のようには開かないので筒状に見える。花被片が合着しない点で、よく似たアマドコロ属 Polygonatum と見分けることができる。 花の先端ほど緑色が濃い。花期は5月から6月中旬で、花の後には直径1cmほどの実がなり黒紫色の液果となる。
地下茎を延ばして先端に翌年の株ができる擬似一年草。
チゴユリと自然交配することがありホウチャクチゴユリと呼ぶ。
若芽に有毒成分を含む。山菜として利用されるアマドコロやナルコユリの若芽と似ており、注意が必要であるが、ホウチャクソウは摘んだときに独特の臭気を発するため見分けは可能。

名前の由来

寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾り(風鐸と呼称するのが一般的だが、宝鐸とも言う)に、花が垂れ下がって咲く形状が似ていることから名づけられた。


白の花弁がほんのりと紅にそまる椿「タイニープリンセス」(椿シリーズ 21-25)

2021年04月11日 09時14分44秒 | 

白の花弁がほんのりと紅にそまる椿「タイニープリンセス」。牡丹咲きの八重の椿。小さな花だが、心が休まる。

(2021年春 川崎市)

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)
「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)
「黒部」(椿シリーズ 21-09)
「シラハトツバキ 」(椿シリーズ 21-10)
「越の粧」(椿シリーズ 21-11)
「菱唐糸」(椿シリーズ 21-12)
「五色八重散椿」(椿シリーズ 21-13)
「狩衣」(椿シリーズ 21-14)
「若桜」(椿シリーズ 21-15)
「関西秋の山」(椿シリーズ 21-16)
「紅獅子」(椿シリーズ 21-17)
「白菊」(椿シリーズ 21-18)
「美濃牡丹」(椿シリーズ 21-19)
「徳恩寺」(椿シリーズ 21-20)
「月照」(椿シリーズ 21-21)
「フレグラント・ピンク」(椿シリーズ 21-22)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-23)
「白羽衣」(椿シリーズ 21-24)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)

 

 

 


氷河期の遺存植物とされる「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)

2021年04月11日 07時36分17秒 | 

氷河期の遺存植物とされる「ミツガシワ」。水辺に生えることが多い。花弁の周囲の白い縮れた毛が特徴だ。これは同じく水辺に生えるガガブタとも似ている。氷河期から残っているのかと思うと感無量になる。

(2021年春 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)

ミツガシワ [三槲]
花の色 白
開花時期 4月 、 5月
花言葉私は表現する
花の特徴 茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの小さな白い花を10~20輪くらいつける。 花は下から順に咲いていく。 花冠は深く5つに裂け、裂片の内側には白い縮れた毛をたくさんつけている。 萼片は5枚である。 雄しべは5本、雌しべは1本である。 株によって、雄しべのほうが長い花を咲かせるものと、雌しべのほうが長い花を咲かせるものがある。 長花柱花(雌しべのほうが長い花)が結実する。
葉の特徴 葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。 葉には長い柄がある。 小葉の形は卵形で、縁は波打っている。
実の特徴 花の後にできる実は丸いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、黄赤色に熟する。
その他 ミツガシワ属には三槲(ミツガシワ)1種のみしか存在しない。 いわゆる氷河期の遺存植物の1つと言われている。 和名の由来は、3枚ある葉の形が「柏の葉」に似ている、あるいは家紋の「三柏」に似ているというところからきている。 「丸に三柏」の家紋は山内一豊が用いたものである。 葉には苦味成分が含まれ、生薬で睡菜(すいさい)といって江戸時代には健胃薬として用いられたという。 別名を水半夏(ミズハンゲ)という。
生育地 山地や低地の沼地や湿地
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 15~40センチ
分布 北方領土を含む北海道から九州にかけて分布。 海外では、北半球に広く分布し、「極地周辺植物」といわれるものの1つである。
名前の読み みつがしわ
分類 ミツガシワ科 ミツガシワ属
学名 Menyanthes trifoliata


華麗なピンクの花を咲かせる「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)

2021年04月11日 07時24分39秒 | 

華麗なピンクの花を咲かせる「セイヨウシャクナゲ」。遠くからもぱっと目を引く派手な花だ。花が枝の上に集まって丸く咲くのでとくに目立つ。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

セイヨウシャクナゲ

科名 ツツジ科
学名 Rhododendron cvs.
別名 ロードデンドロン
原産地 ヨーロッパ改良種
大きさ 高さ30cm~1.5m
開花期 4月~5月

常緑の低木で春に花を咲かせます。欧米で育成された園芸種などを総称して「セイヨウ(西洋)シャクナゲ」と呼びます。日本原産のシャクナゲとは違うところは、花が大きく、花色もカラフルで数多くの品種があるということです。とくに、花が枝の頂点にさく品種(頂生といいます)が特に美しく、満開の時期は見事です。