野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

風変りな白の千重の椿「白菊」(椿シリーズ 21-18)

2021年04月04日 11時17分28秒 | 

白の千重の風変りな椿「白菊」。咲き始めは宝珠咲きで中心の花弁ほど小さくなるので不思議な秩序がある。開ききっても花芯がみえない品種で、江戸時代からの古典的な椿だ。

(2021年早春 横浜市)

 

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)
「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)
「黒部」(椿シリーズ 21-09)
「シラハトツバキ 」(椿シリーズ 21-10)
「越の粧」(椿シリーズ 21-11)
「菱唐糸」(椿シリーズ 21-12)
「五色八重散椿」(椿シリーズ 21-13)
「狩衣」(椿シリーズ 21-14)
「若桜」(椿シリーズ 21-15)
「関西秋の山」(椿シリーズ 21-16)
「紅獅子」(椿シリーズ 21-17)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)


春に林の下で群落を作る「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)

2021年04月04日 09時49分52秒 | 

春に林の下で群落を作る「ニリンソウ」。白い五枚の花弁がやさしく、きれいだ。春の山を代表する花である。若葉は食用になりアイヌは備蓄していたという。一輪で咲いていることも多いが、イチリンソウは四~五cmと、二倍の大きさの花をつけるのですぐに区別できる。

(2021-03 高尾山)

 

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)

 

「ニリンソウ」

ニリンソウ(二輪草、学名:Anemone flaccida)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。春山を代表する花のひとつ。

特徴
深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。3-6月に、白い萼片を持つ直径約2 cmの花をつける。多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。まれに1輪や3輪のものもある。根茎で増えるため、群落を作ることが多い。別名が、「フクベラ・ガショウソウ」。

分布と生育環境
東アジア(樺太、朝鮮、中国(北部・東北地方)、ウスリー地方、日本)に分布する。日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、主に湿潤な山地の林床や周辺部に生育する。基準標本はサハリンのもの。

利用
根茎は「地烏(ジウ)」と呼ばれ、漢方薬として用いられる。また、若葉は山菜として食用とされ、アイヌ達は冬季の重要な備蓄食料として、5月から6月に採集し利用していた。一方で、有毒植物であるトリカブトの若葉に似ていることから注意が必要である。例えば2009年、2012年には間違えてトリカブトを口にし、死に至った事例が日本で報告されている。トリカブトとの誤認を防ぐ為には、ニリンソウの採集は蕾を確認してからが望ましいとの見解がある。


白い清楚の花が目を引く「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)

2021年04月04日 08時32分28秒 | 

白い清楚の花が目を引く「アリウム・トリケラトゥム」。スノーフレークに似た雰囲気の花だが、花弁の緑の筋ですぐに見分けがつく。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)

 

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

「アリウム・トリケラトゥム」

アリウムトリケトラム
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae ネギ属
英 名 white flowered onion, three cornered leek, threecorner leek , three cornered garlic
学 名 Allium triquetrum L.

花 期 3~4月
高 さ 10~40(18~50)㎝
生活型 多年草
生育場所 道端、土手
分 布 帰化種  西ヨーロッパ南部、西アフリカ北部原産
撮 影 西尾市 12.4.10
ネギ属はユリ科からヒガンバナ科(ネギ亜科)へ移された。
 オーストラリアや南北アメリカなど広く帰化している。道端で雑草化しているものが見られ、日本でも雑草化し始めていると思われる。
 茎は3稜形。葉は扁平、2~3個、根生し、茎とほぼ同長。花は茎頂に3~15個つき、長さ10~18㎜の鐘形。花被片6個、白色、中央に緑色の明瞭な筋がある。雄しべ6個。葯は黄色。
 同じ時期に似た白色の花が咲くスノーフレークや白色のツリガネズイセンは花被片に緑色の筋がない。


春に小さな4弁の花をつける「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)

2021年04月04日 07時37分02秒 | 

春に小さな4弁の花をつける「マルバコンロンソウ」。花の形はタネツケバナとよく似ている。これも注意していないと見逃してしまいそうな可憐な花だ。これも日本固有種である。

(2021-03 高尾山)

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)

「マルバコンロンソウ」

マルバコンロンソウ 丸葉崑崙草markFlora of Mikawa
アブラナ科 Brassicaceae タネツケバナ属
学 名 Cardamine tanakae Franch. et Sav. ex Maxim.

花 期 4~5月
高 さ 10~20㎝
生活型 越年草
生育場所 山野の林内
分 布 在来種(日本固有種) 本州、四国、九州

全体に毛が生え、コンロンソウより小型。葉は長さ5~13㎝の奇数羽状複葉、小葉は3~7個つき、頂小葉が最も大きい。葉柄の基部は耳状に茎を抱くことが多い。小葉は長さ1~3㎝の円形~惰円形、有柄、葉縁に粗い不規則な鋸歯がある。茎の上部に短い総状花序をつけ、花は直径約1㎝の白色4弁花。花弁は長さ5~7㎜。コンロンソウより花期がやや早い。長角果は長さ18~25㎜の線形、毛が密生し、種子が1列に入る。
 最近は兵庫県、宮城県、岡山県だけでしか確認されていない絶滅危惧種のオオマルバコンロンソウは毛がまばらで、普通、3小葉。長角果は長さ20~27㎜、無毛。
 ミツバコンロンソウは小型、毛が少なく、葉が3小葉。小葉は卵状披針形、葉先が尖り、鋸歯が鋭い。長角果は無毛。
 オオバタネツケバナは葉の鋸歯が浅くて少なく、無毛。
 オオケタネツケバナはマルバコンロンソウと同じように毛が多く、葉の鋸歯がオオバタネツケバナのように浅い。長角果も有毛。


白の大輪の花がつく「ホウキモモ」(春の花 21-09)

2021年04月04日 07時22分07秒 | 

白の大輪の花がつく「ホウキモモ」。冬の間は空に向かって枝がホウキのように伸びているのですぐに分かる。照手桃とも呼ばれ、赤花の品種は照手姫と呼ばれるのだそうだ。この桃が咲くと周囲が一度に花やぐ。

(2021年春 川崎市)

 

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)

 

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

 

 

ホウキモモ
 ほうきもも(箒桃) バラ科    分類:木・落葉  学名:Prunus persica 'Fastigiata'

 モモ  の園芸種で、 ハナモモ  に近い品種。名前のように枝が箒のように細く縦に伸びる。八重咲きで、色は白~濃いピンクとさまざま。