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野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

かつてはテッセンと呼ばれて鉢植えが多かった「クレマチス」(春の花 21-40)

2021年04月20日 08時39分35秒 | 

かつてはテッセンと呼ばれて鉢植えが多かった「クレマチス」。今では多数の園芸品種が開発されて、すっかりと違った顔をみせている。カラーもさまざまだが、中国のテッセン由来の乳白色のものが落ち着くような気がする。

(2021年春 川崎市)

 

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)
「シロヤマブキ」(春の花 21-26)
「 アニソドンテア・マルウァストロイデス」(春の花 21-27)
「オランダミミナグサ」(春の花 21-28)
「斑入りビンカ・マジョール」(春の花 21-29)
「チエリーセージ」(春の花 21-30)
「スズラン」(春の花 21-31)
「ユウゲショウ」(春の花 21-32)
「レンゲ」(春の花 21-33)
「フジ」(春の花 21-34)
「シラン」(春の花 21-35)
「ヒメウツギ」(春の花 21-36)
「ナルコユリ」(春の花 21-37)
「アヤメ」(春の花 21-38)
「ナデシコ」(春の花 21-39)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

クレマチス(四季咲き)の基本情報
学名:Clematis
科名 / 属名:キンポウゲ科 / センニンソウ属(クレマチス属)

特徴
クレマチスは、古くから親しまれているガーデンプランツの一つです。英国ではつる性植物の女王として位置づけられ、バラのパートナープランツとして親しまれています。テッセンと呼ばれることもありますが、じつはテッセンとは、中国に自生している、6枚の乳白色の花弁をもち、雄しべが花弁化している一つの原種のことです。
クレマチスは、世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。
クレマチスのなかには、1年に1回、スポット的に開花する一季咲きのグループのほかに、長期間にわたって花が次々と咲いたり、剪定すると繰り返し咲く四季咲きのグループがあります。
四季咲きのグループには、上を向いて大きな花を咲かせるおなじみの大輪園芸品種のフロリダ系や、横や下向きに多くの花を咲かせる小、中輪のヴィチセラ系、チューリップ形やベル形でチャーミングなテキセンシス系・ヴィオルナ系、すらっと伸びて絡みつかず、下や横向きに咲くインテグリフォリア系などがあります。上手に品種や系統を揃えると、一年中花を楽しむことができます。


基本データ
園芸分類 草花,庭木・花木
形態 多年草,つる植物 原産地 北半球の各地
草丈/樹高 20~300cm以上(つるの長さ) 開花期 4月中旬~10月(種類による)
花色 白,赤,ピンク,黄,青,茶,黒,複色 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,つる性,開花期が長い,耐寒性が強い,初心者でも育てやすい


白の千重咲きの椿「琉球白妙」(椿シリーズ 21-34)

2021年04月20日 07時51分42秒 | 

白の千重咲きの椿「琉球白妙」。立派な中輪で、沖縄で発見された。古く琉球王朝時代に首里から移植されたという伝説のある伝統のある品種だ。品格のある千重咲きの椿である。

(2021年春 町田市)

 

 

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)
「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)
「黒部」(椿シリーズ 21-09)
「シラハトツバキ 」(椿シリーズ 21-10)
「越の粧」(椿シリーズ 21-11)
「菱唐糸」(椿シリーズ 21-12)
「五色八重散椿」(椿シリーズ 21-13)
「狩衣」(椿シリーズ 21-14)
「若桜」(椿シリーズ 21-15)
「関西秋の山」(椿シリーズ 21-16)
「紅獅子」(椿シリーズ 21-17)
「白菊」(椿シリーズ 21-18)
「美濃牡丹」(椿シリーズ 21-19)
「徳恩寺」(椿シリーズ 21-20)
「月照」(椿シリーズ 21-21)
「フレグラント・ピンク」(椿シリーズ 21-22)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-23)
「白羽衣」(椿シリーズ 21-24)
「タイニープリンセス」(椿シリーズ 21-25)
「あかこま」(椿シリーズ 21-26)
「覆輪京牡丹」(椿シリーズ 21-27)
「乙女椿」(椿シリーズ 21-28)
「大虹」(椿シリーズ 21-29)
「太平楽」(椿シリーズ 21-30)
「鹿児島」(椿シリーズ 21-31)
「三浦乙女」(椿シリーズ 21-32)
「赤袖隠」(椿シリーズ 21-33)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)


ピンクの壺状の花が可憐な「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)

2021年04月20日 07時48分15秒 | 

ピンクの壺状の花が可憐な「エゾノツガザクラ」。名前どおりに北海道の高山体に匍匐するようにして映える高山植物。花の形はドウダンツツジに似ているが、どちらもツツジ科の花だ。

(2021年春 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)

「エゾノツガザクラ」

エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜、学名:Phyllodoce caerulea)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。日本では北海道~東北地方以北の高山帯の適度に湿り気のある岩場や草地に群生する高山植物。

特徴
高さは10~30 cm。花期は7~8月。花は紅紫色で6~8 mmほどの壷状の花冠をしている。枝先に2~7個の花を付ける。先は浅く5裂し反り返っている。雄しべは10個。 アオノツガザクラと同じ場所に生えていることが多く、両者の雑種が多く見られる。マルハナバチなどがその受粉を行っている。典型的なエゾノツガザクラの花冠はやや細めだが、アオノツガザクラとの雑種は花冠が丸っこくなり、色もやや薄めになる。

名前は蝦夷地に生育するツガザクラという意味である。

青森県でレッドリストの絶滅危惧II類と岩手県で絶滅危惧IA類に指定されている。基準標本は、ラップランドのもの。


ムラサキケマンの白花の品種「シロヤブケマン」(高尾の花 21-34)

2021年04月20日 07時00分45秒 | 

ムラサキケマンの白花の品種「シロヤブケマン」。ムラサキケマンと比較してはるかに雰囲気のある花だ。葉の形からムラサキケマンの仲間だと分かる。これもみつけるとうれしくなる花だ。

(2021年春 南高尾)

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)
「タツタソウ」(高尾の花 21-06)
「キバナセツブンソウ」(高尾の花 21-06)
「ハナネコノメ」(高尾の花 21-07)
「ヨゴレネコノメ」(高尾の花 21-08)
「ムラサキケマン」(高尾の花 21-09)
「アミガサユリ」(高尾の花 21-10)
「ミヤマカタバミ」(高尾の花 21-11)
「タカオスミレ」(高尾の花 21-12)
「ヒトリシズカ」(高尾の花 21-13)
「ナガバノスミレサイシン」(高尾の花 21-14)
「イカリソウ」(高尾の花 21-15)
「セントウソウ」(高尾の花 21-16)
「マルバコンロンソウ」(高尾の花 21-17)
「ニリンソウ」(高尾の花 21-18)
「アマナ」(高尾の花 21-19)
「ヒメリュウキンカ」(高尾の花 21-20)
「ユリワサビ」(高尾の花 21-21)
「キケマン」(高尾の花 21-22)
「ジュウニヒトエ」(高尾の花 21-23)
「トキワイカリソウ」(高尾の花 21-24)
「マルバスミレ」(高尾の花 21-25)
「アカフタチツボスミレ」(高尾の花 21-26)
「ヤブニンジン」(高尾の花 21-27)
「ミミガタテンナンショウ」(高尾の花 21-28)
「クサノオウ」(高尾の花 21-29)
「ヤマエンゴサク」(高尾の花 21-30)
「オドリコソウ」(高尾の花 21-31)
「エイザンスミレ」(高尾の花 21-32)
「ネコノメソウ」(高尾の花 21-33)

シロヤブケマン(白藪華鬘)
越年草
ムラサキケマンの品種として分けられる。
北海道〜九州の平地や山麓の日陰の、やや湿ったところに生える。茎は高さ20〜50cm。葉は根元と茎につき、2〜3回羽状に細かく裂け、裂片はさらに深く切れ込む。花は先端に紫色がある白花。長さ1.2〜1.8cmの筒状で先は唇形となり、茎の上部にびっしりと総状につく。さく果は線状長楕円形で吊り下がる。熟すと果皮は勢い良く巻き上がり、種子を弾き飛ばす。種子は黒色平滑で光沢がある。花期は4〜6月
学名は、Corydalis incisa f. pallescens
ケシ科キケマン属
全体が紫色の花をムラサキケマン(Corydalis incisa)といい、完全な白花をユキヤブケマンという。


撫子という優しい名前で愛されている「ナデシコ」(春の花 21-39)

2021年04月20日 06時56分33秒 | 

撫子という優しい名前で愛されている「ナデシコ」。今では四季を通じて鑑賞できるらしい。俳句の世界でもおなじみの季題だが、とくに女性の思い出とつながる句が多いようだ。「撫子やぬれて小さき墓の膝 中村草田男」。ナデシコというとピンクの花を思い浮かべるが、意外と白のナデシコをうたった句も多い。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)
「シロヤマブキ」(春の花 21-26)
「 アニソドンテア・マルウァストロイデス」(春の花 21-27)
「オランダミミナグサ」(春の花 21-28)
「斑入りビンカ・マジョール」(春の花 21-29)
「チエリーセージ」(春の花 21-30)
「スズラン」(春の花 21-31)
「ユウゲショウ」(春の花 21-32)
「レンゲ」(春の花 21-33)
「フジ」(春の花 21-34)
「シラン」(春の花 21-35)
「ヒメウツギ」(春の花 21-36)
「ナルコユリ」(春の花 21-37)
「アヤメ」(春の花 21-38)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

 

 

「ナデシコ」

ナデシコ(ダイアンサス)の基本情報
学名:Dianthus
和名:ナデシコ(撫子)  
科名 / 属名:ナデシコ科 / ナデシコ属(ダイアンサス属)

特徴
ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培されてきました。品種も多く、種間交配によってさらに多くの園芸品種が育成されています。花壇やコンテナ、鉢植えだけでなく、高性種は切り花に利用され、幅広い用途があります。園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強いので、品種や場所によってはほぼ周年にわたって観賞できるほどです。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、南アフリカ
草丈/樹高 0.1~0.6m 開花期 4月~8月(四季咲きの園芸品種もある)
花色 赤,ピンク,白,黄,複色,黒 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 強い 耐暑性 種や品種により異なるが強いものが多い。古株ほど弱くなる
特性・用途 常緑性,耐寒性が強い

 

撫子 の例句
あけぼのの舟をたゝくや白撫子 飯島晴子
かたまつて撫子とんで野萱草 森澄雄
かんずめのかんに撫子さして当分ご滞在ですか 荻原井泉水
この石割らば白き撫子あらはれでん 平井照敏 猫町
これがまあ一茶の詠みし撫子か 鷹羽狩行
なてしこの小石ましりに咲にけり 正岡子規 撫子
なてしこは妹がかへ名かありかたや 正岡子規 撫子
なてし子のこけて其まゝ咲にけり 正岡子規 撫子
なてし子や皆のらはべのいくゝねり 正岡子規 撫子
なてし子をつかんて眠る小ども哉 正岡子規 撫子
なでしこにざうとこけたり竹釣瓶 正岡子規 撫子
なでしこにぶらさがりたるこてふ哉 正岡子規 撫子
なでしこに蝶ぶらさがるたわみ哉 正岡子規 撫子
なでしこや歌神に侍すさとめぐり 角川源義
なでしこや賤の女になき忌み言葉 鷹羽狩行
ほそ道の川原撫子男の子めく 佐藤鬼房
サロマ湖の撫子の咲き乱れたる 高野素十
一束の盆花桔梗なでしこと 細見綾子
井戸はたにいもの撫子あれにけり 正岡子規 撫子
井戸端に妹が撫し子あれにけり 正岡子規 撫子
今日不滅撫子を突き出して居る 永田耕衣
児も居らず愛子の村の野撫子 正岡子規 撫子
八輪その中、日本の撫子田中急流に乗る 荻原井泉水
咲てから又撫し子のやせにけり 正岡子規 撫子
喘ぎ喘ぎ撫し子の上に倒れけり 正岡子規 撫子
四五本の撫子うゑてながめかな 原石鼎 花影
土堤に撫子摘むは天下に我一人 永田耕衣
夕焼け河原の撫子に花火筒を据う 尾崎放哉 大正時代
大阿蘇や撫子なべて傾ぎ咲く 岡井省二 前後
夫あらず花撫子と苔の墓 角川源義
小屏風の撫子見ても子を思ふ 正岡子規 撫子
思ひあまり撫子痩せぬ小石原 正岡子規 撫子
我が摘みて撫子既に無き堤 永田耕衣
投げ挿せる撫子や石のすずしさに 荻原井泉水
摺えゐる撫子に水太く打つ 日野草城
撫し子に馬けつまづく河原かな 正岡子規 撫子
撫し子のはかなや石に根を持て 正岡子規 撫子
撫し子の我から伏して咲にけり 正岡子規 撫子
撫し子の河原も広し大井河 正岡子規 撫子
撫し子やものなつかしき昔ぶり 正岡子規 撫子
撫し子や人には見えぬ笠のうら 正岡子規 撫子
撫し子や壁落ちかゝる牛の小屋 正岡子規 撫子
撫し子を横にくはへし野馬哉 正岡子規 撫子
撫子が崖に冬咲き蜑 山口青邨
撫子にはじまる句碑の秋の草 深見けん二
撫子に帽子をとりて荒筵 古舘曹人 砂の音
撫子に白布晒す河原哉 正岡子規 撫子
撫子に草丈のみなすぐれけり 石田勝彦 秋興
撫子に蝶々白し誰の魂 正岡子規 撫子
撫子に褌乾く夕日哉 正岡子規 撫子
撫子に踏みそこねるな右の足 正岡子規 撫子
撫子に迎火映る小庭哉 正岡子規 迎火
撫子に遊び友達もなかりけり 尾崎放哉 大学時代
撫子に雷ふるふ小庭かな 正岡子規 撫子
撫子の句碑になでしこ早や咲きて(秩父長瀞に欣一句碑成る) 細見綾子
撫子の挿芽つきしははつきりと 右城暮石 句集外 昭和十三年
撫子の種つるしたり花もある 正岡子規 草の実
撫子の紅もかなしき捨扇 山口青邨
撫子の老撫子を撫でながら(献亡妻ユキヱ*七句・昭和六十一年九月三日・八十四歳) 人生 永田耕衣
撫子の脇を思えば河ばかり 正岡子規 人生
撫子の花にあはれや蛇の衣 正岡子規 蛇の衣
撫子は昼顔恨む姿あり 正岡子規 撫子
撫子は月にも日にも細りけり 正岡子規 撫子
撫子も挿し十分に意を得たり 中村汀女
撫子も木賊の丈も秋に入る 中村汀女
撫子も白芙蓉も白秋暑し 山口青邨
撫子やただ滾々と川流る 山口青邨
撫子やぬれて小さき墓の膝 中村草田男
撫子や上野の夕日照り返す 正岡子規 撫子
撫子や出水にさわぐ土手の人 正岡子規 撫子
撫子や吾に昔の心あり 正岡子規 撫子
撫子や少年の脛濡れやすく 星野麥丘人
撫子や我が跡空の動くらん 正岡子規 葱室
撫子や死なで空しき人のむれ 永田耕衣
撫子や母とも過ぎにし伊吹山 中村草田男
撫子や海の夜明の草の原 河東碧梧桐
撫子や腹をいためて胤(たね)をつぎ 平畑静塔
撫子や若き女の世すて人 正岡子規 撫子
撫子や高野の道の地蔵堂 河東碧梧桐
撫子や麓ともなく日のさして 岡井省二 鹿野
撫子をいためて豪雨去る岬 飯島晴子
撫子を折る旅人もなかりけり 正岡子規 撫子
日やけせし顔でなでしこ匂ひすと 細見綾子 桃は八重
昔猪睾丸にヨク撫子写りぬ 永田耕衣
昭和すでに撫子はみな何処へ行きし 中村苑子
月よりも夏の灯強し撫子に 日野草城
朝見れば撫し子多し草枕 正岡子規 撫子
末枯やかはらなでしこ石にそひ 山口青邨
桔梗折れば撫子恨む女心 正岡子規 桔梗
梅干すや撫子弱る日の盛 正岡子規 梅干す
棒切れの吾身撫子摘み合はせ 永田耕衣
汐さして葛撫子の勢ひけり 前田普羅 能登蒼し
汗拭いてあたり撫子畑かな 岡井省二 鹿野
浜撫子 先行く海女に消えられて 伊丹三樹彦
浜撫子いまだ心の喪を解かず 鈴木真砂女 夕螢
海大風たえず撫子倒れ咲く 村山故郷
海量もて身心とするに撫子 永田耕衣
海霧うすれきて撫子の吹かれどほし 清崎敏郎
涼風や撫子の土手半ば刈られ 松崎鉄之介
牛の子の床なつかしや野撫子 正岡子規 撫子
秋立つかやゝ撫子のしどろなる 正岡子規 立秋
秋風に撫子白き桔梗哉 正岡子規 秋風
絵屏風の撫子赤し子を憶ふ 正岡子規 撫子
耳もとに高嶺撫子吹かれけり 古舘曹人 樹下石上
花勝に撫し子咲きし山家哉 正岡子規 撫子
花痩せぬ秋にわづらふ野撫子 正岡子規 秋
花細し秋にわづらふ野撫子 正岡子規 秋
萩桔梗撫子なんど萌えにけり 正岡子規 草萌
萩薄撫子なんど萌えにけり 正岡子規 草萌
蝶の翅焦げいろ河原撫子まで 三橋鷹女
蝶一つ撫子の花を去り得ざる 正岡子規 撫子
蟹満寺にのこるなでしこ踏むまじく 赤尾兜子 玄玄
路傍の阜(をか)旅人凭らしむ小撫子 中村草田男
野の道に撫子咲きぬ雲の峯 正岡子規 雲の峯
野仏の供華に虫取撫子も 松崎鉄之介
魂去るや唐撫子の紅の中 飯田龍太
黒揚羽虫とりなでしこにも止まり(千葉県神野寺) 細見綾子

撫子 続補遺

あつき日にまづいひにくし野撫子 支考
かさねとは八重撫子の名成るべし 河合曾良
かる~と荷も撫子の大井川 惟然
けふからは星の草也野撫子 松窓乙二
たらちねやかくなでしこの草枕 北枝
なでしこと今朝迄見しを仏の子 松窓乙二
なでしこにひとつ聞けりひるの鐘 成田蒼虬
なでしこのおさな皃あり角力取 桜井梅室
なでしこのはかなき節の力みかな 猿雖
なでしこのばら~になるもあはれ也 夏目成美
なでしこの内股くゞるすまふ哉 木導
なでしこの哀につよし一の谷 桜井梅室
なでしこは簑虫が着て仕舞けり 鈴木道彦
なでしこもおらば都のにしき哉 支考
なでしこやさいの河原の地蔵経 露川
なでしこや入間野も夏は道多き 鈴木道彦
なでしこや美人手づから灌ぬる 黒柳召波
なでしこよ川原に足のやけるまで 鬼貫
なでしこよ紅粉おしろいも散しすて 嵐雪
ゆりにさけなでしこにさけ田子がうた 土芳
よろ~と撫子残る枯野哉 尚白
一筆画鷺なでしこのなびきかな 嵐雪
余の草は名もないやうに野撫子 松窓乙二
動ぎなき岩撫子や星の床 曽良
夏の雨千しほになでしこ貝かな りん女
姫川のつらくや咲て野なでしこ 支考
撫子とくなつき合ふや百合の花 木導
撫子にふんどし干や刈あがり 嵐蘭
撫子によるひまもなし勢多の橋 鈴木道彦
撫子に息吹かける雨間かな 井上士朗
撫子に日すがら遠し浦の山 田川鳳朗
撫子に秋やかよひて白みがち 牧童
撫子に舟をひかせて夕すゞみ 中川乙由
撫子に霜見むまでの暑かな 高井几董
撫子のふし~にさすゆふ日かな 夏目成美
撫子の泄は落さじ麻地酒 史邦
撫子の花かとばかり冬河原 五明
撫子の里なつかしや京住居 探志
撫子の露をれしたる河原かな 井上士朗
撫子は色うすきほどあわれ也 木導
撫子も咲て見せけり雨の恩 中川乙由
撫子やそのかしこさにうつくしき 惟然
撫子やちらりとみへる馬の口 木導
撫子やはら~雨の赤日でり 探志
撫子や明て絵に見ん風の口 吏全
撫子や植けん母の土目利 支考
撫子や濡椽先の捨そだち 三宅嘯山
撫子や蒔絵書人をうらむらん  越人
撫子をうつ夕立やさもあらき 杉風
撫子を見てや乳の張布さらし 中川乙由
暑き日や撫子つまむ山のかげ 松岡青蘿
桔梗折り撫子折りて躍かな 久[ソウ] 発句題叢
流れ来てなでしこによる扇かな 高井几董
浪の花なでしこ貝のうらみ哉 野紅
涼風の撫初しより野撫子 吾仲
老若をたゞ撫子の神ごゝろ 中川乙由
花うりもなき世のものか野なでしこ 鈴木道彦
蓬生やなでしこを草になしはてし 鈴木道彦
薄~と撫子咲り水浸り 寥松
道ばたに撫子さきぬ雲の峰 井上士朗
雨露の千しほになでしこかひ哉 りん女