夏の雑木林、川辺のほとりの夜明け前
彼女さんは今朝もお一人様…で、いられるのは川辺に到着してほんの五分くらいの間のようですね
彼女さんが静かな時間を過ごしていると、その静寂を最初に乱すのはセキレイさん達のお仕事のようです
セッキー壱号「おはやう!」
セッキー弐号「お‥はやまるなー!」
セッキー参号「おかあさんはないていますか!」
彼女さん「(^^)‥はいみんな、おはよーございます」
セッキー壱号「いらっしゃい!」
セッキー弐号「らっしゃい!らっしゃい!」
セッキー参号「らっしゃーさんですか?なんと!」
彼女さん「わたしは女子!ラッシャーとかブッチャーとか知りませんワよ‥オホホホ」
セッキー壱号「ごはんー!」
セッキー弐号「ぶれっくふぁすとー!」
セッキー参号「しょくよくぜんかい!」
セッキー参号さんは(あてがあるのかないの分かりませんが)ピーピー鳴きながら飛び立つと、壱号さん弐号さんもつられたように飛び立ちました
彼女さん「もお‥いっつも人の話を聞かないでさ‥」
彼女さんはバッグからパンを取り出して、膝の上に置きながら苦笑いをしているようです
きっとセキレイさん達にパンくずなどをあげたかったのでしょうね
彼女さんの視線の先には…ごはんを探しに飛び立ったハズのセキレイさん達が、いつの間にか追いかけっこに夢中になって遊んでいるように見えます
急旋回、急上昇、飛びながらでも彼等の姦しい鳴き声は彼女さんの耳にも届くほどです。
朝日に透けて煌めくセキレイさん達の翼はとても美しく、彼女さんは飽きることなく眺めています
すると、空中のセキレイさんの嘴から…虫?…多分、トンボさんが飛び出しました
彼女さん「…あは♪」
(せっかくごはんを捕まえてたのにおしゃべりしたくなっちゃって、うっかり嘴を開いちゃって逃げられちゃったのね♪)
次の瞬間!鮮やかに加速した先ほどのセキレイさんが、逃げたトンボさんを上手に捕獲しなおしました
彼女さん「わ!すごっ!」
(うん、すごい。ちょっと失敗したって止まらないし、くじけない。即断即決、臨機応変!。セッキーたちってホントに[今]しか生きていないわね♪)
彼女さんが何やら一人で納得していると、それまで太陽を隠していた雲の隙間から、光がスポットライトのように幾つも差し込んでいます
どうぞよい一日を
====================
セキレイ(セグロセキレイ)さんはとてもおしゃべりです。
もしかして、黙っていると死んじゃう呪いにかかっているんじゃないかと思えるほど常に囀っています。
動物との会話ですが、もちろんただの音として動物の鳴き声だけを聞いたとしても意味なんか分かる訳はありませんね。
しかし、動物達の行動と合わせて総合的にみると…なんとなーく動物の気持ちが分かるような気がする時があります。
人間もまた動物には違いなく、同じ生き物として同じくするところは沢山ありますので、気持ちが分かるという事はそれほど難しくも、特別なことでもないかなーと、よく感じています。
ペットを飼っているとよく分かるのですが、動物の方から人間に何やら訴えてくる事は割とよくあるのですが、人間の言う事をわざわざ聞いて[応えて]くれる動物は(イヌや馬などの一部の動物を除いて)ほとんどいませんね。
たとえ好意であってもそれを押し付けるような態度をとるならば、それはあらゆる動物にとって暴力でしかありません。
ですので…割と手痛いしっぺ返しを喰らう事が間々あります。
逆にこの[押し付ける]という態度を戒めているだけで…動物の方でも警戒のレベルがかなり下がってくるようですね。
野生の生き物が私たち人間のそばに居てくれる、今はそれだけで十分です。
230 拝
彼女さんは今朝もお一人様…で、いられるのは川辺に到着してほんの五分くらいの間のようですね
彼女さんが静かな時間を過ごしていると、その静寂を最初に乱すのはセキレイさん達のお仕事のようです
セッキー壱号「おはやう!」
セッキー弐号「お‥はやまるなー!」
セッキー参号「おかあさんはないていますか!」
彼女さん「(^^)‥はいみんな、おはよーございます」
セッキー壱号「いらっしゃい!」
セッキー弐号「らっしゃい!らっしゃい!」
セッキー参号「らっしゃーさんですか?なんと!」
彼女さん「わたしは女子!ラッシャーとかブッチャーとか知りませんワよ‥オホホホ」
セッキー壱号「ごはんー!」
セッキー弐号「ぶれっくふぁすとー!」
セッキー参号「しょくよくぜんかい!」
セッキー参号さんは(あてがあるのかないの分かりませんが)ピーピー鳴きながら飛び立つと、壱号さん弐号さんもつられたように飛び立ちました
彼女さん「もお‥いっつも人の話を聞かないでさ‥」
彼女さんはバッグからパンを取り出して、膝の上に置きながら苦笑いをしているようです
きっとセキレイさん達にパンくずなどをあげたかったのでしょうね
彼女さんの視線の先には…ごはんを探しに飛び立ったハズのセキレイさん達が、いつの間にか追いかけっこに夢中になって遊んでいるように見えます
急旋回、急上昇、飛びながらでも彼等の姦しい鳴き声は彼女さんの耳にも届くほどです。
朝日に透けて煌めくセキレイさん達の翼はとても美しく、彼女さんは飽きることなく眺めています
すると、空中のセキレイさんの嘴から…虫?…多分、トンボさんが飛び出しました
彼女さん「…あは♪」
(せっかくごはんを捕まえてたのにおしゃべりしたくなっちゃって、うっかり嘴を開いちゃって逃げられちゃったのね♪)
次の瞬間!鮮やかに加速した先ほどのセキレイさんが、逃げたトンボさんを上手に捕獲しなおしました
彼女さん「わ!すごっ!」
(うん、すごい。ちょっと失敗したって止まらないし、くじけない。即断即決、臨機応変!。セッキーたちってホントに[今]しか生きていないわね♪)
彼女さんが何やら一人で納得していると、それまで太陽を隠していた雲の隙間から、光がスポットライトのように幾つも差し込んでいます
どうぞよい一日を
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セキレイ(セグロセキレイ)さんはとてもおしゃべりです。
もしかして、黙っていると死んじゃう呪いにかかっているんじゃないかと思えるほど常に囀っています。
動物との会話ですが、もちろんただの音として動物の鳴き声だけを聞いたとしても意味なんか分かる訳はありませんね。
しかし、動物達の行動と合わせて総合的にみると…なんとなーく動物の気持ちが分かるような気がする時があります。
人間もまた動物には違いなく、同じ生き物として同じくするところは沢山ありますので、気持ちが分かるという事はそれほど難しくも、特別なことでもないかなーと、よく感じています。
ペットを飼っているとよく分かるのですが、動物の方から人間に何やら訴えてくる事は割とよくあるのですが、人間の言う事をわざわざ聞いて[応えて]くれる動物は(イヌや馬などの一部の動物を除いて)ほとんどいませんね。
たとえ好意であってもそれを押し付けるような態度をとるならば、それはあらゆる動物にとって暴力でしかありません。
ですので…割と手痛いしっぺ返しを喰らう事が間々あります。
逆にこの[押し付ける]という態度を戒めているだけで…動物の方でも警戒のレベルがかなり下がってくるようですね。
野生の生き物が私たち人間のそばに居てくれる、今はそれだけで十分です。
230 拝