終わりの見えない梅雨空。そしてコロナ禍。更に個人的には腰痛と、いろいろな意味でそのそれぞれとは長いつきあいになりそうなことを覚悟してはいるものの、やはりなかなかしんどい日々が続いております。
ともあれ明けない夜はないという客観的な事実と、ブサさんたちの動向がどうにも気になって、時々「く!、く、くふぅっ!」などと妙な声を出しながら、昨日よりもおよそ3km下流の堰に行ってきました。
この時はまだ雨も降ってはいませんでしたが、べたつくような空気中の湿気はただ事でなく、ジッとしていてもシャツがシットリとした湿り気を帯びてしまうほどでした。
風もなく、涼もなく、薄暗い北東の空を眺めていると。
カラスたちに絡まれている、いつものブサさんらしき鳥影を発見します。
彼らは西の雑木林の向こうから現れて東の空へ向かい、すぐに私の視界から消えて行きます。
あー、行っちゃった。と思ったら。
またしてもブサさんらしき鳥影が西の雑木林を越えて現れました。
そしてそれを追うカラスたちも少し遅れて現れます。
またしてもブサさんらしき鳥影が西の雑木林を越えて現れました。
そしてそれを追うカラスたちも少し遅れて現れます。
どうやらブサさんペアの一羽が囮になる陽動作戦が今朝は失敗したのかな?。
彼らが視界から消えるまでの間そんなことを思いながら眺めていると。
またしても西の雑木林上空からブサさんらしき鳥影とカラスたちが現れ、その繰り返しが都合、五回ほど見られました。
ここに五羽もハヤブサの成鳥が居るとは考えにくく、やはりいつものペアが私の視界を大きく迂回するコースでカラスたちを引き連れ、旋回していたように考えられます。
でも、一体なぜ、どうして……と思いを巡らせていると。
ぽつぽつと雨が降ってきたので帰り支度をはじめていると、雨と共に着陸体勢をとったイーグレットさんがゆっくりと降下してきて、その姿がまるで腰を曲げてヒーコラ言っている自分の姿とダブって見えてしまいました。はぁ。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝