21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

$1=65円もあるかも?

2010年01月09日 19時01分23秒 | Weblog
カナダ・ドルとかオーストラリア・ドルの話ではなくて、US$が$1=65円まで落ちてくる可能性がある。

原因は日本の金利上昇。国債の大量発行で、日本国内で金利が上昇する可能性がある。米FRBが政策金利を低く抑える一方、日本の金利が上昇すれば、米$を借りて日本円を買うキャリートレードが成立する。

「円キャリ」が主力だった2007年には、$1が120円台まで上昇した。今は日米両国がゼロ金利政策をとっており、$1は90円前後で動いている。ここ30円の動きが、米ドルのキャリートレードで再発すれば、$1が60円台になる可能性がある。

「それはちょっとないだろうw」と感じから、気持ち分の5円を上乗せして、$1=65円にはなるのではないかと考えている。

企業にとっては、金利上昇で投資資金の調達コストが上がる一方、円高で輸出採算性が悪化することになる。どうなるかねw

今のところは低金利の日本円で調達した資金を海外での製造拠点開発にあて、将来的には輸出分の製品を日本国内で生産しなくとも良いようにするべきでしょう。

JAL問題・最悪の結末

2010年01月09日 17時42分42秒 | Weblog
JAL問題は、市場にとって、最悪の結末を迎えた。

JALの株式は100%減資・上場廃止になるにもかかわらず、JAL航空線の運航そのものは国営企業として存続するらしい。

「空運株」に投資していたとしたら、JALの減資で大きく損を出しているだろう。一方、ANAやスカイラインは国営化された最強JALを相手に競争を続けなければならない。経営悪化に追い込まれる可能性はなくとも、JALが潰れた後釜を狙って規模拡大を達成するのは難しくなった。ANA株やスカイライン株も下がることはあっても、上がることはないだろう。

投資家にとっては、残念なお知らせである。