21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

為替の動き・・・

2011年03月15日 21時04分25秒 | Weblog
「円高」に進む為替の動きは信じがたいですね。

復興に使うために「日本人・企業が海外資産を引上げている」から円高が進んでいるというのは、理論上は理解できます。しかし、「被災国の通貨が値上がりする」のは感覚的に信じられません。

一方で、日本から投資資金を引上げる外国人投資家がいないのか、が疑問です。

海外のメディアでは原発の問題が大きく取り上げられていて、「日本政府がウソの報告をしている。日本全体に放射能汚染が進んでいる」って、デマもあります。外国人にとっては、どれが本当の情報なのかも判断できないでしょうから、このデマを信じて、日本円を売る投資家がもっといても良いような気がします。


特にこれからは震災の被害で産業全体の生産能力が落ちて、輸出が減ります。そして、復興に合わせて、資源・資材の輸入が大きく増えていくはずです。

なぜ円高が進むのでしょう?



資源・資材を長期的・安定的に輸入するために、円高を生かして、外貨準備の拡大をするチャンスではあります。

東京電力の経営

2011年03月15日 20時21分18秒 | Weblog
「東京電力の経営」はどうなっているのか、気になりますね。

まず、
福島原発の問題に計画停電の問題、大きな問題が2つも起きている割に、社長がテレビに出てこないのが不思議です。
普通なら、これだけ大きな問題が連発すれば、社長がもっと表に出てきてもよさそうですが、東電では出てきません。技術的な説明をするためには、現場の責任者が記者会見をした方が効率が良いことは分かりますが、問題の大きさを考えれば、社長が直接の記者会見の回数はもっと多くても良いはず。


そして、記者会見に出てきている東電の社員は自己紹介をしない。そのため、テレビ画面に役職名さえ出てこない。個人的には、テレビに出てきている担当者は、記者会見のためだけにやって来た「雇われ俳優」で、もともとの東電の社員ですらないのではないかと疑っている。



以前に、新潟中越地震が「柏崎原発」の問題を引き起こした時にも、当時の社長は責任を取らずに会長になった。
やっぱり、経営陣が全体的におかしいのかな?

「福島原発」の事故を受けて、東京電力の株価は2日間で48%下がって、約半額になった。
経営陣に問題があるとしたら、後1000円分ぐらいは下がるかな?

株価の大幅下落

2011年03月15日 20時00分48秒 | Weblog
2011年3月15日

東北太平洋沖地震を受けて、今日は日経平均株価が大きく下落しました。

この下落に対する私の印象は「株価の底堅さ」です。


今日の午前の前引けは、日経平均株価で8999円。9000円を1円だけ下まわる水準です。
そして、全体の終値は前日比 ー1015円。1000円より15円だけ大きい水準です。

この株価の動きから受ける印象は、
・空売りをかけて、株価を底抜けさせ、安値で買い戻して利益を出そうとしている人がいる。
・何とか「9000円割れ」・「-1000円以上」は達成したが、「買い」需要が強く、大きくは売り崩せなかった。
ってことです。


つまり、「―1000円」を達成するためにムリして大きく「空売り」している投資家がいると考えられます。

16日の寄り付きで株価が期待ほどに下落しなかった場合、ムリな買い戻しをする必要が出てきます。

明日の午前中の取引で上がり始めれば、日経平均株価はこれ以上下がらないでしょう。
もし、明日の午前中の取引で下がるのであれば、資金に余裕のある「個人投資家」は買いに回るべきです。
「空売り」の巻き返しが起きれば株価は上昇するので、その上昇に乗るために、保有株を増やすべきです。





今日の13時10分過ぎぐらいから、日本銀行・財務省が市場介入で、PBR1倍まで株式を買い上げた、との噂があります。私は、デマだと思います。

日銀が直接株式を買うとは思えません。
一方で、日本銀行が短期資金を大量に供給しているのは事実です。その資金が、回りに回って、どこかからか株式市場に流れ込んできた可能性は考えられます。

「PBR1倍」ってのは、株を買う上で重要な指標の一つです。
PBRの算出基準となっている「純資産」の一部が、地震の影響で帳簿上での価値を失っている可能性もあるので、安心はできませんが。