「情けは人のためならず」・・・このことわざの正しい意味を知っている人が、日本では半分を切ったそうです。
★「人に親切にしておけば必ずよい報いがある」
ところが、「情けをかけると、自分に仇が返ってくるかも知れない。」となると、ほんとうに大変なことです。
『傍観者効果』という社会心理の用語があるそうですが、ある人に緊急事態が起きたとき、現場にいる人数が多いとかえって救助活動が遅れることが、実験で確かめられているそうです。「誰かがやってくれる」という心理が働くらしいのです。
中国広東省仏山で起きた引き逃げ事件記事とこのことが重なりますが、中国では、特殊な事情があるようです。それは、路上で倒れた高齢者を助けると、「お前が突き飛ばした」などとわめかれ、お金をせびり取られるという信じがたい事件が頻発しているそうです。
「情けは人のためならず」・・・あらためて、心した次第です。