2021.12.19横浜で開催された
お城EXPO2021に行きました。
そこで行われた
第2回城好きNO.1決定戦に参加してきました。
この間、本ブログで、出典に触れず、
○「二の丸辰巳櫓、二の丸未申櫓などが現存してるのはどの城か」
○「写真の築城者の像はどの城にあるか」
などの問いを契機に記事を書いてきました。
城郭検定と触れてある物以外は、
この「城好きNO.1決定戦」で出題された問題からでした。
この決定戦は、資格を認定するのではなく、順位を競うものです。
結果はhpで以下のようにランキングが発表されます。
個人には結果通知が届きます。
わたしは、62点で、49人中、16位であることが
2つの資料からわかります。
城郭検定では、個人の順位、得点と合否が知らされますが、
試験の全体像は知らされません。
1位の人が何点を取ったはわかりません。
70点を取って合格した人の数もわまりません。
受験者の平均点も公表されていません。
しかし、城好きNO.1決定戦では全体像がわかります。
平均点は計算してみると57.6点です。
城郭検定では、70点が合格です。
70点を合格とすると9人
合格率は18.4%ということになります。
城郭検定の合格率は、
準1級が35.8%
1級が 4.9%
と言われています。
18.4%ということは準1級より難しく、1級より易しいことになります。
しかし、試験を受けた実感からすると、1級より難しいようにも思えました。
類推を働かせる余地のない初めて出会う問題が33ありました。
その例を2つ挙げます。
○陸奥守に任じられた北畠顕家が、多賀城に赴いた時に奉じた親王は誰か。
1 護良親王 2 恒良親王 3義良親王 4懐良親王
ここで知っている親王の名前1の護良親王だけです。
実際に行ったことのある鎌倉宮の土牢に幽閉されていたことで知っています。
その他の親王については全く知りません。
正解は3義良親王です。
○岩崎山や篠島などから石材が採取され、天下普請で築城され、天下普請で築城された城はどれか。
1 彦根城 2 篠山城 3 福井城 4 名古屋城
江戸城の石垣については、伊豆、瀬戸内海と知っていますが、
岩崎山(愛知県小牧市)、篠島(愛知県知多郡南知多町)については何処なのか、全く知りません。
正解は、名古屋城です。
調べて分かったことですが、加藤清正が篠島から石を切り出したそうです。
問題を解くことを通して知識が増えるのは楽しいことです。
取りこぼしも5つあります。
○二の丸辰巳櫓、二の丸未申櫓の問題
○小諸城の大手門
は取りこぼしの例でしょう。
北京オリンピックを見ながらこれを書いています。
今回の城好きNO.1決定戦出場は、
オリンピックに例えるなら
49人が出場する競技に出場して16位になったようなものです。
金メダル、銀メダル、銅メダルを取ることが如何に難しいかを実感しました。
新たな事態に的確に対応し、取りこぼしが許されない世界です。
少し、コンピュータの中で暖めてしまいましが、
東京の桜の開花が発表された今日、本稿を投稿します。