祝50回
本ブログは発行50回を迎えました。
後北条氏5代を築き上げた伊勢新九郎盛時(北条早雲)が
初めて城主となった
興国寺城(静岡県沼津市根小屋)ついてのお話から始まることを
うれしく思います。
興国寺城(静岡県沼津市根小屋)の満開の桜がわたしを迎えてくれました。
お花見をしている人もいました。
伊勢新九郎盛時(北条早雲)は、
今川氏の内訌を治め、そのにより功により
富士下方(しもかた)十二郷を拝領し、
本拠を興国寺城に定めました。
現在のこのお城の素晴らしさは
土塁の高さと大堀切の深さにあると思います。
土塁
本丸から大堀切を見下ろす
大堀切(少し降りてみた)
諏訪原城の三日月堀も深いですが
ここ興国寺城もすごいです。
家来の命をを救った1万石城主天野康景
お城は実際に現地に足を運ぶことで知ることがあります。
この案内板には天野康景についてのエピソードが紹介されています。
慶長12年(1607)家来の足軽が城の修築用の竹木を盗もうとした盗人を殺害する事件が起きました。
これが天領の農民であったことから
康景に足軽を差し出すように言われましたが
康景は足軽をかばって城を棄て、
行方をくらましてしまいました。
このため、康景は改易になり、
興国寺城は廃城になりました。
自分の進退をかけて家来を守った
お殿様が実際にいたと思うと嬉しくなります。。
そして、極めつきの写真はこれです。
本丸(天守台)からの富士山です。
静岡県のお城からは富士山が見えるところが多いです。
早雲もきっとこの富士山を眺めながら
伊豆の覇者になることを考えていたのかもしれません。
2022.4.8日訪問