百名城を何カ所か巡った後、皇居の一般参賀でこの城を目にしたとき、
こんな立派な城が東京にあったことに驚いた。
2019年1月2日のことである。
その名は江戸城冨士見櫓。
慶長11年(1606)頃創設された江戸城に唯一現存する三重櫓である。
明暦の大火(明暦3年1655)の際、天守と共に焼失した。
しかし、2年後、復元した。
関東大震災(大正12.1923年)で壊れたが、2年後セメント修復された。昭和42年(1967)の修理で旧態の白漆喰総塗籠の大壁に戻された。
保科正之の提言で天守は復元されていない。
天守なき江戸城にあって、この冨士見櫓が天守の代用とされた。
三階櫓で、地方の城の天守と比べても遜色ない姿をたもっている。
日本百名城、続日本百名城を4年かけて巡ってきたわたしの今、一番好きな城である。
わたしの名前も冨士雄である。
その時は、せっかく東京に住んでいるのだから、ものは試しに行ってみようという気分でした。
もう一度訪ねて、江戸城として見てみたいです。
これからのお城のお話も、楽しみです。
コメントありがとうございます。わたしも皇居を城とは、見ていませんでした。見学を申し込み皇居の中に行ったことがありましたが、城に特に興味がなかった頃なので、皇居を城とは、感じられませんでした。一般参賀に行った時、初めて城を感じさせてくれたのがこの富士見櫓です。
その人の興味・関心に応じて見えてくるものがあることを改めて感じました。