佐倉城に行きました。
千葉県で唯一の日本百名城です。
京成佐倉駅から徒歩20分です。
佐倉城と言うより「国立歴史民俗博物館」と言った方が分かりやすいしれません。
佐倉城の椎木曲輪に「国立歴史民俗博物館」があるのですが。
京成佐倉駅前の観光案内所でパンフレットを入手する。
この城の特徴は、石垣のない土塁の城です。
なんと言ってもこの城の他の城にないよさは、
角馬出空濠だと思います。
馬出は、城門の前にあり、固く守りながら、出撃に適した出入り口です。
人馬の出入りを敵に知られないように土手があります。
写真をご覧ください。
この角馬出はコの字になっていています。
長辺は121m(原寸通り復元)あります。
短辺40m(原寸通り)
濠の深さは3m(原寸5.6m)
こんな大きな角馬出と濠をみたことありません。
諏訪原城で大きな丸馬出と三日月濠を見たことはありますが。
この城にある2人の銅像を見たとき、幕末の激動に引き戻されます。
堀田正睦とタウンゼント・ハリスです。
日米修好通商条約締結に働いた日米両国の当事者です。
そして、この城は太田道灌の時代へも誘ってくれます。
本丸には、銅櫓があります。
案内板には以下のように書いてあります。
「木造、銅瓦、六間四方、二階造り。
この銅櫓は、土井利勝が将軍から拝領し、
江戸城吹上庭内よりいちくしたもので
もとは三層であって、
太田道灌が造ったものともいわれたいる。」
これを読んでみると、
江戸城に太田道灌が造ったといわれる靜勝軒(じょうしょけん)
のことではないかと、思ってしまいます。