東京商工リサーチが11日発表した10月の全国の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は前年同月比14・6%増の909件だった。前年同月を上回るのは2カ月連続。人手不足による倒産の増加が目立った。2024年の倒産は累計8323件に上る。13年以来、11年ぶりに年間1万件を超える可能性がある。
求人難や従業員の退職といった人手不足に起因する倒産は10月に30件となり、14件だった前年同月の約2・1倍だった。業績が停滞して新規採用や賃上げが難しくなった企業がほとんどで、サービス提供に人手が必要な建設業や飲食業で多く見られるという。
負債総額は前年同月比17・9%減の約2529億円。約469億円の負債を抱えて経営破綻した電機メーカーの船井電機(大阪府大東市)などの大型倒産があった。
東京商工リサーチによると、人手不足や物価高による倒産は今後も増える可能性が高い。担当者は「価格転嫁などで収益改善を図れるかどうかが明暗を分ける」と話した。
産経新聞
東京都渋谷区の明治神宮で、鳥居の柱に漢字が彫られたような痕跡が見つかったことが11日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁代々木署が器物損壊容疑で捜査している。
捜査関係者によると、明治神宮の関係者が発見し、10日午後3時半ごろ、署に通報した。他にも傷つけられたような痕跡が複数見つかった。
6月に明治神宮側が、鳥居を確認した際には異常はなかったという。明治神宮の担当者は「大変貴重な鳥居なので、落書きはやめてほしい」と話した。
産経新聞
飛び降りる寸前に…身を乗り出して男性を保護 「川岸におじいちゃんが…」中学生が警察に駆け込み高齢者が命拾い
的確で冷静な判断が人命救助につながった。橋から飛び降りようとした男性を、身を乗り出して保護した人たち。川岸に倒れている高齢者を発見、すぐに警察に知らせ命を救った中学生。警察から感謝状が贈られた。
橋の上で自殺ほのめかす男性
橋から飛び降りようとしていた男性と遭遇したのは、佐賀・唐津市呼子町に住む山下光俊さん、康子さん夫婦。
山下さん夫婦は2024年10月18日、散歩していたところ高さ20mあまりの橋から身を乗り出そうとしていた40代の男性を発見した。
男性は「警察に電話してほしい。警官を見たら踏ん切りがつく」などと自殺をほのめかしたという。このため、山下さん夫婦はすぐに警察に通報した。
身を乗り出し必死に保護
男性は警官を待っていたのか、その姿が見えた瞬間、男性の足は欄干を越えて飛び降りる寸前だった。
このため、慌てて山下さん夫婦、通りがかった男性、それに警察官が身を乗り出しながら男性の腕や腰をひっぱりあげ保護したという。
男性を保護した山下光俊さんは、「(男性が)涙ぐんで、うるうるなってきていたから、これは危ないなと思って。警官を見たら飛び込むと言っていたんですね。私も身構えてそんなことさせるもんかと思った」と当時の状況を語る。
山下さん夫婦とともに救助にあたったのは、近くに住む増山壽さん、トラックで通りがかった北村謙二さん。
的確で冷静な対応と連携でひとりの命を救った4人に警察から感謝状が贈られた。
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「おじいちゃんが倒れていた」
中学生の迅速な対応で高齢者の命が救われた事例もある。
警察から感謝状が贈られたのは、佐賀・鳥栖市に住む中学1年生の佐藤乙姫さん。
佐藤さんは、2024年7月、午前に部活を終えて学校から帰宅する際、川の土手に放置されたキャリーカートを発見。
「何かおかしい」と思った佐藤さんは、土手の下をのぞいてみたところ、高齢者が川岸に倒れていた。このため、道を戻り近くの鳥栖警察署に「助けてください」と駆け込んだという。
知らせを受けた警察官が現場に駆け付け、川岸に倒れていた高齢の男性は無事救助された。男性は骨折の大けがをしていたが、命に別状はなかった。
感謝状をもらった感想をきかれた佐藤乙姫さんは、「当たり前のことをしただけだから、うれしい気持ちもあるけど自分にはもったいない」と謙虚に語っていた。
(サガテレビ)
10日午後10時20分ごろ、大阪市東住吉区湯里6丁目のマンションで、「人が刺されている」と住民から110番通報があった。大阪府警によると、マンションの廊下で50代とみられる女性が腹部を負傷して倒れており、病院に搬送されたが死亡が確認された。府警は何者かが女性を刺して逃走したとみて、殺人容疑で捜査している。
東住吉署によると、女性はマンション3階の共用の廊下で仰向けの状態で倒れており、腹部には複数箇所の刺し傷があった。刃物のような物を持った男が、女性の上に覆いかぶさっていたという目撃情報があり、府警が捜査している。凶器は見つかっていないという。
マンション近くに住むパートの女性(58)は10日午後10時~10時半ごろ、「助けて。誰か警察呼んで」という声を自宅で聞いたという。その後、叫び声が約10分ほど続いたといい、「誰かがけんかしているのかと思った」と話した。現場は大阪メトロ谷町線喜連瓜破(きれうりわり)駅から西に約1.1キロの住宅街。
(華野優気、宮坂知樹)朝日新聞
国民民主党の玉木雄一郎代表が元グラビアアイドルの女性と男女関係にあったと一部で報じられた問題で、11日午前に記者会見に臨んだ玉木氏の手元には想定問答などが記された応答要領があった。冒頭では「逃げている印象にならないように」と注意喚起。立ち止まって、ゆっくり答えてから移動するよう促す内容が書かれていた。
玉木氏が会見に持参したA4の紙には「事実関係はおおむね認めます」という一文で始まる謝罪内容や、報道陣からの問いかけられた際のふるまい方が列挙されていた。手書きで「全国の多(く)の」「こんな報道をされて」などと書き込んだ添削の跡もあった。
想定問答では、詳細な事実関係を尋ねられると見越し、「別の女性に好意を持った点については端的に申し上げて事実」と記されており、その部分に下線が引かれていた。