参院選(7月10日投開票)で連携する民進、共産、社民、生活の4野党の党首らが勢ぞろいした6月29日の松山市での街頭演説会。岡田克也代表、志位和夫委員長、又市征治幹事長、生活の玉城デニー幹事長らが駆けつけ、「安倍晋三に見せつけてやろう、日本人の力を!」(岡田氏)、「「安倍のクーデターを止めなきゃ」(又市氏)と対決姿勢を鮮明にし、政権批判のボルテージを上げました
防衛省に納入された輸送機C-2=30日午前、
岐阜県各務原市の川崎重工業岐阜工場 (石鍋圭撮影)
C2は現在の主力輸送機「C1」の後継機で、全長と全幅が約44メートル、全高約14メートル。C1に比べ4倍近い約30トンの貨物を搭載可能で、「機動戦闘車」や「輸送防護車」など大型装備も空輸できる。航続距離も約4倍の約6500キロに伸びる。
東シナ海の軍事的緊張が、海上のみならず上空でも高まっている。中国軍の戦闘機が今月17日など複数回にわたり、航空自衛隊機に対し、これまでにない攻撃動作を仕掛けたことが判明。政府関係者は29日、「あれだけの距離に接近したのは前例がない」と指摘した。インターネットのニュースサイトで同空域の危険な実態を明らかにした元空自航空支援集団司令官、織田(おりた)邦男元空将は「現場の緊張感は計り知れなかったはずだ」と警鐘を鳴らす。(石鍋圭)
6月中旬、空自機が那覇空港から緊急発進(スクランブル)した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の公海上空に中国機が接近したためだ、空自と中国空軍の間には「北緯××度」という暗黙の了解がある。従来、中国機はそのラインまで来るときびすを返すように北上し、空自機と遭遇することはなかった。しかし今回、中国機はその一線を初めて越えてきた、スクランブルをかけた空自機は中国機の周囲を大きく回り込み、後方から真横につけるポジショニングを試みた。中国機パイロットの顔が見える位置から信号射撃などを行い、退去を呼びかけるためだ、しかし、中国機は想定外の行動に出る。大きく回り込もうとする空自機に対し機首を向け、正面から向き合う体勢をとったのだ。織田氏は「これはいつでもミサイルを撃てる戦闘態勢で、事実上の攻撃動作といえる」と指摘する、中国機の挑発的行動はなおも続いた。空自機は不測の事態を避けるため同空域からの離脱を図ったが、中国機はこれを追尾。空自機は敵機のレーダー誘導ミサイルなどを撹(かく)乱(らん)する装置を噴射しながら危機を脱した。織田氏によると、こうした事案は6月に入って複数回発生しているという
同じ時期、海上では中国軍艦が尖閣周辺の接続水域や口永良部島(鹿児島県)周辺の領海などに相次いで侵入している
「いずれは軍艦を尖閣諸島の領海に居座らせ、空自戦闘機を駆逐して中国戦闘機を自由に領空にとどまらせることにより、実効支配を完結させたいと機会をうかがっていた。今回、その第一歩を踏み出す絶好のチャンスが到来したと判断したのでは」
ドイツの産業用ロボット大手クーカは29日までに、中国家電大手の美的集団による買収提案を受け入れる方針を明らかにした。ドイツでは、技術流出を危惧する立場から中国企業による買収に政治家などから反対意見が出ていたが、買収が前進する可能性が出てきた。美的の傘下に入ることで、中国市場の開拓を加速させる構えだ、クーカによると、両社はドイツでの雇用や拠点の維持を盛り込んだ協定に調印した。協定の期間は2023年までで、現在の経営戦略の維持なども含まれるという
総務省が29日公表した2015年国勢調査の抽出速報集計で、就業者全体に占める女性と65歳以上の高齢者の割合が初めて5割を超えたことが分かった。少子高齢化のあおりで労働力人口は6075万人と前回の10年調査と比べ295万人減少し、6千万人割れが目前に迫る。増加する介護・福祉分野などの人手不足を補うため女性とシニア層が働き手として存在感を高めている
中国はこのところ、海軍の情報収集艦が鹿児島沖の領海に侵入するなど、軍事的攻勢を強めている。北朝鮮は中距離弾道ミサイルを連射し、22日の発射実験は成功したとされる 共産党の自衛隊観は国民の実感とかけ離れたところにあるらしい。ただ、その点はその共産党と参院選で共闘し、安全保障関連法の廃止を高く掲げる民進党も同じだろう、危惧するのは、彼らが今そこにある危機から目をそらし、ひたすら相手に「ヘイト」(憎悪)をぶつける感情論に流れているように見えることだ
産経新聞論説委員兼政治部編集委員
自衛隊人殺し発言に 共産党が 『考えうる限り最悪の態度』 を表明した模様
総務省は29日、2015年国勢調査の抽出速報集計結果を公表した。65歳以上の高齢者人口は10年の前回調査比で14%増の3342万人となり過去最高だった。高齢者の割合は26.7%で、5年前の調査に続き世界各国で最も高い。15歳未満の子ども人口の割合も12.7%と過去最低で、調査開始以来初めて全都道府県で高齢者人口が子ども人口を上回った
自民党の小池百合子衆院議員(63)(東京10区)が29日午前、東京都内で記者会見を開き、舛添要一氏(67)の辞職に伴う東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)への出馬を表明した
自民党都連は現在、前総務次官の桜井俊氏(62)の擁立に向け、調整を進めており、関係者によると「都連としては、小池氏の出馬を了承していない」としている
萩生田光一官房副長官は29日午前の記者会見で、今月17日に東シナ海上空を南下した中国軍用機に対し、航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)した際、「上空で近距離でのやり取り」が発生していたことを明らかにした