不来庵書房 裏庭倉庫

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「光る君へ」地味、身分が低い“ゲス雨夜の品定め”まひろ立ち聞きショック「最悪」ネット同情も

2024-02-19 | ドラマ
うん、ゲスの極みだ。

巷で言うところのF4(フジワラ・フォー)マイナス行成によるボーイズトーク。「KOの経済あたりを出て、今は商社やら外資やらに就職している、アフターではクラブ通いな大企業重役や与党政治家のボンボンがしてそうな会話」(偏見120%)。

なるほど、名高い「雨夜の品定め」の本作における元ネタはこれか、と、得心したり。この後のアプローチもききょうさん(パリピな女子大生)の方は多分うまくあしらうんでしょうけれど、まひろさん(一人で同人誌書いてる女子高生)には辛いだろうなぁ。

それ以外にもまひろさんも何というか、散楽の台本(というよりはあらすじを語って聞かせただけか)を作ったら右大臣家の侍がカチ込んできたり、と災難続き。
それにしても、三郎道長に返歌くらい出しておけばいいのに、とは思いました。脈なしと思われても仕方なし。

それに先立ってF4の面々が矢を壺に入れる遊びをしていましたが、その時に道長くんてば「入内が幸せになるとは限らん」なんて口にしていたりして、おいおい将来娘3人入内させる男が何を抜かす、と突っ込みたくなったり。

ありそうと言えばありそうなセリフと場面設定で繋ぐ本作ですが、時代考証面では若干?なところもあります。やんごとなきご身分の女性陣が堂々と顔を晒しているところなどは、はてどうだっけ?とならなくもないですし、下級かつ末流とはいえ位階持ちな藤原氏の娘が、ろくに供も連れずに散楽集団(どうやら盗賊集団も兼業している模様)に混じっていたりするのは・・・・・

しかしあまり視聴者の間で「#反省会」タグができるほど話題にならないのは、何せ千年前のこととて「こうだったと言われている!」と言われてしまえば「うーん、反論するにも根拠が・・・」となってしまうからではないかと。
こりに凝って発音まで当時の発音に近づけると、多分現代人にとって平安中期の日本語はヒアリング困難ではないかと推定されています。
吉高さんの演技が現代っぽ過ぎる、という声もあるようですが、平安時代の所作については確信を持って言える方があまりおらず、またセリフまわしを当時に近づけようとすると明白にわかりづらくなるのでそこは妥協するしかないでしょうね。近年大河に歌舞伎系の方が結構出演していますが、民放でレギュラー枠の時代劇が消滅して幾星霜、もはや制作スタッフも俳優も時代劇のできる人がNHK関係以外では絶滅危惧種な以上仕方ないかもしれません。

その他、為時パパが右大臣家の間諜を辞めるシーン、「あ、これでこのあと10年無職確定」と思いました。娘が左大臣家に出入りしている以上、明確に左大臣側と宣言したも同然なわけで。政治的な情勢を少しでも弁えているならば意味不明なムーブに、宣孝おじさんもそりゃ説教かます次第。
花山帝に親しく接し続け、主上の心理がよくわかるだけに辛い、という心情はわからないでもないですけれどね。

次週は右大臣兼家様が倒れるような展開。道兼の前で琵琶を弾くらしいまひろさんの予告カットも。さてどうなるやら。


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