一年で100兆円必要、ということではもちろんないわけですが、目眩のする数字ではあります。
それだけのコストをかける意義があるのか?と、疑問を呈する向きもおられましょう。
ただまあ、それじゃロシアの遣り口を容認して良いのか?という話。
長期的には、今回の件でロシアの主張や面子を少しでも認めるような解決は、結局「力による現状の否定」=「戦争による国際紛争解決」を是認することにつながります。トータルでの国防コストは恐らくウクライナ支援を続ける場合の数倍に達しかねません。
今回岸田政権は当初からかなりウクライナ側に立っていますが(反ロシアと言っても過言ではない)、現在進行形で「力による現状変更」の圧力に晒されている同士の連帯でもあるわけです(北方領土に竹島に尖閣諸島……何なら沖ノ鳥島も。忘れた方がおられるとは思いませんが念のために)
日本国内の言論空間では、そもそもウクライナのネオナチガー、な露探分子も喧しいのですが、安易などっちもどっち(ネット界隈ではDD論ともいうらしいですな)は無価値でしょう。
まさかの実戦配備。
通常、自衛隊の装備品が戦場で使われることは考えにくいのですが、図らずもそのような事態が現出しました。
一応米軍のものを参考にして製作・配備しているはずなので極端な大外れということは考えにくい装備なのですが、何とも言い難い事態ではあります。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20220627-567-OYT1T50066
本件の真偽は続報を待ちたいと思いますが、事実でも全く驚きません。
まあなんというか、1930年代末ですか?と言いたくなる手口に呆れます。ロシア側の情報工作には、逆張り気質の人ならあっさり引っかかるかもしれません。
問題は、「ウクライナのためにNATO諸国が血を流す覚悟があるか」なのですが・・・・・・
米兵の命の値段(英兵でも独兵でも伊兵でも同様、ただし仏軍には外人部隊があるのでちょっと違う)が高くなりすぎて、ロシアに足元を見られている感が濃厚です。
軍事顧問団でも、特殊部隊の1個中隊でも、とにかく何らかの米軍兵力を派遣しておけばちょっと違ったと思うんですけれどね・・・・・・
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2022022401000713?fr=app