一年で100兆円必要、ということではもちろんないわけですが、目眩のする数字ではあります。
それだけのコストをかける意義があるのか?と、疑問を呈する向きもおられましょう。
ただまあ、それじゃロシアの遣り口を容認して良いのか?という話。
長期的には、今回の件でロシアの主張や面子を少しでも認めるような解決は、結局「力による現状の否定」=「戦争による国際紛争解決」を是認することにつながります。トータルでの国防コストは恐らくウクライナ支援を続ける場合の数倍に達しかねません。
今回岸田政権は当初からかなりウクライナ側に立っていますが(反ロシアと言っても過言ではない)、現在進行形で「力による現状変更」の圧力に晒されている同士の連帯でもあるわけです(北方領土に竹島に尖閣諸島……何なら沖ノ鳥島も。忘れた方がおられるとは思いませんが念のために)
日本国内の言論空間では、そもそもウクライナのネオナチガー、な露探分子も喧しいのですが、安易などっちもどっち(ネット界隈ではDD論ともいうらしいですな)は無価値でしょう。
ウクライナの事情が念頭にあれば。
https://blog.goo.ne.jp/hakusou_onlinechecker/e/a439d802ef1308d48dffb20e99b2985e で軽く比較しました
詳細は精査しておりませんが、ことのついでに「一人当たりGNI基準でEU平均まで経済を発展させる」ための費用も盛っていたりするかもしれません。
単純に復興費用だけではない数字と思われますので、援助兵器・物資の対価と合わせ、戦後に西側諸国との間で対ソ領土交渉並みの不毛な復興費交渉が行われるのではないかと推察します。