不来庵書房 裏庭倉庫

不定期更新・内容雑多・未確認情報散在
基本的に、小生の琴線に触れたニュースを集めただけです……
雑記・雑感も少々。

「高齢者の免許返納」は要介護老人を増やすだけ、といえるワケ【医師が解説】

2024-02-21 | にゅうす

これは全く和田先生の仰る通りで、もはや高齢者の徒歩圏内で生活必需品の揃う住宅など、地方にはほとんどないと言っても過言ではありません。
地元スーパーの移動販売車を待つにしても、急な必要がある場合もあります。
タクシー呼べばいいじゃないか、という発想そのものがある程度の大都市でしか通用しません。救急車ですら到着まで30分、なんてところもあります。

「でも事故を起こせば周囲に迷惑」がどれ程のものかは記事参照。大したことがないとはこれっぽっちも言う気はありませんが、飲酒運転でもあるまいし高齢者の事故それのみを殊更特別視する必要もまたありません。認知症が要介護認定を受けるほどでない限り。

言葉を変えれば、今や半数に届きそうな大都市住民(首都圏、京阪神圏、中京圏、福岡市内、札幌市内)とそれ以外の地方住民との分断が、お互いの境遇を想像困難な程に深刻なものになりつつある、という一つの象徴かもしれません。
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「16日に飛散開始2023年より10日早く」長野市でスギ花粉を観測する医師…ピークは3月…

2024-02-20 | にゅうす
花粉症の皆様には辛いシーズンの到来かと。

重症の人だと、ボックスティッシュが1日で1箱空になる勢いですから大変なことは容易に想像できます。と、花粉症とは今のところ無縁な私が言っても説得力がないかも知れません。

各地でアカマツが枯死して無惨な姿を晒していたりしますが、杉林がそうなったという話は耳にしません。
松枯れ病ならぬ杉枯れ病が流行ったら、快哉を叫ぶ人が結構いるのかも知れませんね・・・とはいえ、杉はあちこちでブランド国産木材となっていますので難しいところ。

飛散量が少ないことを祈ります😷 

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「光る君へ」地味、身分が低い“ゲス雨夜の品定め”まひろ立ち聞きショック「最悪」ネット同情も

2024-02-19 | ドラマ
うん、ゲスの極みだ。

巷で言うところのF4(フジワラ・フォー)マイナス行成によるボーイズトーク。「KOの経済あたりを出て、今は商社やら外資やらに就職している、アフターではクラブ通いな大企業重役や与党政治家のボンボンがしてそうな会話」(偏見120%)。

なるほど、名高い「雨夜の品定め」の本作における元ネタはこれか、と、得心したり。この後のアプローチもききょうさん(パリピな女子大生)の方は多分うまくあしらうんでしょうけれど、まひろさん(一人で同人誌書いてる女子高生)には辛いだろうなぁ。

それ以外にもまひろさんも何というか、散楽の台本(というよりはあらすじを語って聞かせただけか)を作ったら右大臣家の侍がカチ込んできたり、と災難続き。
それにしても、三郎道長に返歌くらい出しておけばいいのに、とは思いました。脈なしと思われても仕方なし。

それに先立ってF4の面々が矢を壺に入れる遊びをしていましたが、その時に道長くんてば「入内が幸せになるとは限らん」なんて口にしていたりして、おいおい将来娘3人入内させる男が何を抜かす、と突っ込みたくなったり。

ありそうと言えばありそうなセリフと場面設定で繋ぐ本作ですが、時代考証面では若干?なところもあります。やんごとなきご身分の女性陣が堂々と顔を晒しているところなどは、はてどうだっけ?とならなくもないですし、下級かつ末流とはいえ位階持ちな藤原氏の娘が、ろくに供も連れずに散楽集団(どうやら盗賊集団も兼業している模様)に混じっていたりするのは・・・・・

しかしあまり視聴者の間で「#反省会」タグができるほど話題にならないのは、何せ千年前のこととて「こうだったと言われている!」と言われてしまえば「うーん、反論するにも根拠が・・・」となってしまうからではないかと。
こりに凝って発音まで当時の発音に近づけると、多分現代人にとって平安中期の日本語はヒアリング困難ではないかと推定されています。
吉高さんの演技が現代っぽ過ぎる、という声もあるようですが、平安時代の所作については確信を持って言える方があまりおらず、またセリフまわしを当時に近づけようとすると明白にわかりづらくなるのでそこは妥協するしかないでしょうね。近年大河に歌舞伎系の方が結構出演していますが、民放でレギュラー枠の時代劇が消滅して幾星霜、もはや制作スタッフも俳優も時代劇のできる人がNHK関係以外では絶滅危惧種な以上仕方ないかもしれません。

その他、為時パパが右大臣家の間諜を辞めるシーン、「あ、これでこのあと10年無職確定」と思いました。娘が左大臣家に出入りしている以上、明確に左大臣側と宣言したも同然なわけで。政治的な情勢を少しでも弁えているならば意味不明なムーブに、宣孝おじさんもそりゃ説教かます次第。
花山帝に親しく接し続け、主上の心理がよくわかるだけに辛い、という心情はわからないでもないですけれどね。

次週は右大臣兼家様が倒れるような展開。道兼の前で琵琶を弾くらしいまひろさんの予告カットも。さてどうなるやら。

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大赤字、続編未定…「VIVANT」が海外で大コケの理由「幽☆遊☆白書」に“惨敗”で戦略練…

2024-02-17 | ドラマ
あらまぁ……なお話。

『VIVANT』に恋愛要素、いらないんじゃないかな?と思っていたりしますが、だからといって描写がきちんとしていなくてよいということでもないわけです。
乃木さん(演:堺雅人さん)の二重人格とか、柚木さん(演:二階堂ふみさん)との恋愛要素の描写とか、確かに明快ではなかったかも知れません。
ハリウッドのアクション映画みたいに、何でもXXXぽいシーン入れればいいだろ、もないと思いますが(偏見120%)

二昔前なら、海外での評判など気にしないで続編を作っていたと思うのですが、これも時代の変化というべきか。
ただ、特に日本初のエンタメについて言えばグローバルなウケを狙ったコンテンツが当たるわけでもないので、臆せずにいい作品を作って欲しいところです。


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「タイパ重視」を習慣にするZ世代の超意外な盲点30代上場企業役員があえて小説を書く理由

2024-02-16 | 雑記
さて、この白川尚史先生の言葉が「タイパ」をしきりに口にする層に響くお話かどうか。

俗に「一万時間の法則」と言われます。職業として行えるものは何であれ、プロになるまでにかかる時間はそれくらいになるようです。1日3時間としてざっくり10年ですね。1日9時間かけられるなら3年間。まあ、おおよそそのくらいかなあ、と、職業人としての生活を送った方なら得心していただけると思います。
「20時間の法則」というものも。こちらは、特定のスキルがとりあえずものになるまでの時間を指します。大学などの集中講義が1日8時間・5日間で1単位ですから、これもおおよそ納得できる数字です。
ちなみに単純に計算すると、とある職業や趣味でプロ並みに達するには500ほどのスキルを身につける必要がある、ということになります。

では、タイパなる概念を弄くるお歴々は、この20時間あるいは1万時間をどう考えるのでしょうか。

早回し省略動画(ファスト映画、著作権法的にアウトな判例が出ていたかと)10分で135分の映画を見た気になるような人と私では、どうも話が合いそうにないことは自覚しています。その上で敢えて言えば、120〜135分の映画1本を10分の動画に省略する作業にかかる時間は恐らくその十数倍〜数十倍かかかっているだろう、ということです。
さらに言えば、これらは全く消費者的な視点それのみからの「パ(フォーマンス)」であるということです。10分に省略した映画から得られるものは、単にその映画のあらすじを知っている、という以上の体験それのみだけになるのではないでしょうか。友人知人の会話について行けるだけ、という体験に10分もの時間を割くのは、それこそ「タイパ」が悪いような気がするのですが……

まあ、老害の繰り言と言われればそれまでですが。

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車移動も増えたNHK「ブラタモリ」3月終了のウラタモリが口にする〝後任〟の名前

2024-02-16 | 旅行・風景・景観
お人柄的には草彅さんでよいのですが。

「ブラタモリ」でのタモリさんの真骨頂はトリビアの宝庫ではなく、「中学高校の理科・社会や日本史・地理・地学の知識の組み合わせで、ご当地の専門家の説明を噛み砕いて話せる」ことにあったりします。

こういうと簡単そうですが、これができる方は本職の科学者でも多くはないので、他の人にできるかどうかが大問題だったりします。
ニュース解説に絞った池上彰さんでも無理だろうなぁ。

よほど精密に台本を書けば他の芸能人でもできなくはないでしょうが、台本を書ける人がまずいなかったりしますし。

惜しい番組がなくなるなぁ、と、改めて。

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NHK人気番組「ブラタモリ」レギュラー放送終了メディア総局長「今年度で区切り」特番には含…

2024-02-14 | にゅうす
歴史に交通に地形や地質、と、単にタモリさんたちがぶらぶら歩いているだけなのに楽しく視聴できた好番組でしたが、タモリさんも高齢なのでレギュラー放送終了も致し方ないところでしょうか。

「ブラタモリ」では全国津々浦々、おおよそ一般人がついていける範囲のネタはさらったと思われるので、残念ながら当然かもしれません。このまま続けると大規模な海外ロケを連発するか、般人しかついていけないディープネタが炸裂しまくることになりそうです。

NHKの新人女子アナ研修番組としても優れていたと思いますので(名を売れる&一流のトークを直に学べる)、その面でも惜しいかなと。

ともあれ、タモリさんの博識に接する機会が減るのは寂しいところ。

後番組は「新プロジェクトX」の由。20年ほど前に放映されていた前身の「プロジェクトX」はNHKが制作したドキュメンタリーでも名番組に数えられていますが、淀川工業高校(現在の淀川工科高校)グリークラブ(男声合唱部)ネタでのやらかしはいささか残念、というよりNHKも所詮はテレビ屋か、とがっかりした話でもあります。

※同番組制作チームは1979年当時の淀工が「スクール・ウォーズ」のモデルとなった往年の伏見工と同じく荒れた学校であったので、新任教師がグリークラブを設立し音楽を通じて生徒を更生させ……というストーリーで番組を組み立てました。しかしながら淀工は吹奏楽界ではグリークラブ設立当時すでに5年連続で全国大会へ出場した強豪校であり、またその頃の淀工は全く荒れておらず、グリークラブ設立の経緯も事実と異なったため、学校側がNHKに対して抗議する事態に発展。NHKが他の情報番組の中で公式に謝罪を行い、当該放送回は再放送もされずDVDにも収録されないお蔵入り扱いになったという顛末でした。

「新プロジェクトX」では、史実を誇張・歪曲することなく誠実に番組を作って欲しいものです(とはいえ演出は入るんだろうなぁ)。

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小沢健二、叔父・小澤征爾さん追悼「たくさん、たくさんのことをありがとうございました」「ま…

2024-02-14 | にゅうす
遅ればせながら、偉大なマエストロに黙祷。

昨年のOMFで、ジョン・ウィリアムズのステージに姿を見せたのが公の場に出た最後の姿だったとか。その場に居合わせたものとしては非常に幸運だったと思います。

今年のOMFは追悼企画がいくつか立つのでしょうか。
天国でバーンスタインやカラヤンと音楽談義をしている姿が目に浮かぶようです。

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「光る君へ」まひろに即マウント「バチバチ」清少納言ウイカ大河デビューにネット沸く「陽キャ…

2024-02-13 | ドラマ
マウントというより、ききょうさん(清少納言)てば同好の女子をみつけてつい舞い上がったんじゃなかろうか。推定年齢からの憶測ですが、大学1年生からすると中学3年生はマウントの対象とするには若干弱いですし。
まひろさん(紫式部)からすると思いっきりマウント取られてますけれどね。道長くんの漢詩に舞い上がっていた気分に水を差されてへそを曲げたかも。

道長くんたちの漢詩はおおよそ白氏文集に載っている漢詩が元だったので、白楽天のような詠みぶりと形容すると「貴方たち白楽天パクったでしょ」と言っているようなものになってしまいかねません。ききょうさんのように白居易の友人である元微之のような、といっておけば少し角が取れますが、ひけらかしでもあるので元輔先生が咳払いして娘を止めたのもわかるところです。
ちなみに、Xでの識者の方によれば公任さんだけ自作詩とのこと。流石は大納言公任。

なお第6話(寛和元年、985年)時点ですと
清原元輔 77歳
(藤原兼家56歳)
藤原為時 36歳
藤原道隆 32歳
藤原道長 19歳
ききょう 19歳 ※清少納言 
まひろ  14歳 ※紫式部
(いずれも満年齢、Wikipediaより)
俳優さんの配役の都合で、こうした年齢差がいまいち分かりづらいのが現代ドラマの難点でしょうか(可能なら『おしん』のように、丁寧に子役・大人役・老け役を使い分けてほしいなと)。為時父さんからすると、元輔先生は学部生〜博士課程時代に講義を取っていた教授みたいなものです。

ちなみに今回の関係者を無理やり現代に例えると(リアルな業界事情とはズレると思いますのでご寛恕のほど):
清原元輔さん:慶応あたりの有名教授で現在は名誉教授、そこそこ実入りの良い副業があってお金にはさほど困っていない。還暦近くになって生まれた末娘を溺愛。なお、後年頭髪を娘のエッセイでネタにされた模様
藤原為時さん:博士課程を出たけれどクソ生意気と見られて干されっ放しな万年助教、次期首相と目される大物政治家(兼家さん)に泣きつきその推薦で皇太子殿下の家庭教師をしていた。皇太子殿下(花山天皇)の即位をきっかけに宮内庁に出向したばかり。息子の出来が悪いのが悩みで、「お前が男だったら」と優秀過ぎる長女をその悩みに巻き込んでいる
ききょうさん:自分のハゲ頭で笑いを取れるひょうきん者の、おじいちゃんみたいな年齢の父親に末娘として溺愛された陽気な女子大生(なお高1の頃、幼なじみの婚約者と結婚。すぐに生まれた3歳の娘あり、育児はベビーシッター任せ※)。将来、宮内庁勤務時代の思い出を綴ったエッセイが大ベストセラーになるらしい 
※令和6年初頭時点なら、レアケースで成立しうる話
まひろさん:全然うだつの上がらない大学の助教な父親に、出来の悪い弟と比較して事あるごとに「お前が男だったらよかったのに」と言われて育った内向的な女子中学生。成人男性のペンネームで同人活動してお小遣い稼ぎしていたりする。後に世界文学史に名を残す長編恋愛小説を執筆するらしい
今回の漢詩の会:次期首相の息子で将来の首相確実な若手政治家(道隆さん)が主催する「趣味の催し」、出席者はいずれもSラン大学在学中で中央省庁にインターンとして出入りしている有望株のイケメン男子。この会での元輔先生と為時父さんは、趣味の催しのコメンテーターとして声のかかった慶応の名誉教授と東大の助教という立場

後に紫式部は『紫式部日記』で清少納言に「得意げに知識をひけらかしているが書いている文字は間違いばかりで大したことない、こんな女は畳の上じゃ死ねないよね(超訳)」等々と筆誅を加えますが、そのきっかけの一つはこの会にあった……なんてことはないか。

それにしても、百人一首にその和歌が採録された人物の多いこと多いこと……
現在までに登場した人物だけでも
清原元輔
清少納言(ききょう)
赤染衛門
右大将道綱母
儀同三司母(道隆の妻)
大納言公任
紫式部(まひろ)

この他、大弐三位(まひろさんと宣孝さんの娘)は確実に出演予定。他にも出演しそうな人物が数人。

それにしても、合戦抜きで大河ドラマとは冒険だなあと思っていましたが、丁寧な映像作りと『源氏物語』をよく踏まえた台本で今のところ?なシーンはほとんどなし。私の中では、『鎌倉殿の13人』に並ぶか超えるかするかもしれません。


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『葬送のフリーレン』雑感

2024-02-08 | ドラマ
話題作の一つ。

数千年の寿命を持つであろうエルフ(和製ファンタジーに出てくるとんがり耳の長寿種族)の魔法使い・フリーレンが、かつて共に魔王を倒す冒険をした勇者ヒンメルとの道行きを約80年後に再び旅する話、というのが簡単な要約かと。

あらすじや登場人物の魅力、各エピソードの感想は他所様に譲るとしまして。

エルフという長命種と一般的な人類の時間間隔に対する差異を丁寧に描写しています。恐らく人間もエルフも、人間の時間間隔にある「年」「季(3ヶ月前後)」「月」「旬(10〜15日)」「週」「日」「時」「分」「秒」の感覚は共通しています。
その上で、作中に描写はありませんが「年代(10年)」「世代(30年)」といった人間には若干薄い感覚、更に「世紀(100年)」「千年紀(1000年)」といった通常の人間の寿命を大幅に超える時間感覚を持っているのでしょう。

一級魔法使い試験編くらいから魔法対戦の比重が重くなっているような気がしますが、本作魔法使いには妙なリアリティを感じます。

野菜の収穫や難破船の残骸の片付け、がけ崩れで道の上に崩落した土砂の除去に魔法を使っているあたりが、妙に現実的でした。いずれも人手では十数人、場合によっては数百人の人足が必要な作業でしょう。はっきり言えば現代なら農業機械や土木機器の出番ですが、機械文明や動力革命が起きていない世界であれば魔法が使われていてもおかしくない作業です。

読み進むにつれ、昔アートディンクが出していたパソコンRPGの『ルナティック・ドーン』シリーズを思い出しました。駆け出し冒険者は最初に手紙の配達や荷物の配送、代金を預かっての買い物などをこなしていきます。次第に仲間を増やし、モンスター討伐やダンジョン探索、そして周期的に現れる大ボスの討伐へと進むのですが、本作で農作業や土木作業をこなす様が『ルナティック・ドーン』の初期に重なります。

……下敷きになっている和製ファンタジー世界のお約束、勇者・戦士・僧侶・魔法使い・シーフ(盗賊)による魔王討伐の旅ではまず描かれないシーンですし、その影響下にあるナーロッパ世界を舞台とした各種の創作でもちょっと記憶にない挿話ですが、こうした農業・建設土木業への魔法の応用はあって当然とも言えます。丁寧に描写している作品だと、さらっと「魔法で構築された」建築物や構造物が出てきますが。

多分、今後フォロワーの作品があちこち出てくるような気もしますが、本作のような回想型の物語は新鮮な気がします。どのように結末を迎えるか、今から楽しみですね。

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