石巻の沿岸を通る石巻線は、渡波駅を出て沢田駅あたりから万石浦に沿って進む。
渡波から浦宿までの区間で、ずっと運行再開に向けて復旧の努力がなされてきたが、いよいよ再開予定の2013年3月16日まで1ヶ月をきった。
前年は、折立踏み切りで線路を取り外して工事しているのを見たが、今は、もっと明るさを増した光景がそこにある。
(↓2012年7月折立踏切:線路が切れている)
新しい砂利が盛られ、新たに線路や踏み切りが設置されていた。
(↓2013年2月:沢田側から見た折立踏切)
なんだか、新しい命が吹き込まれたみたいだ。
(2012年7月折立↓)
(2013年2月↓)
折立辺りでは、道から所々で万石浦が見えるが、その銀色の水面を背後に、線路の脇には土嚢が積まれている。
今後は、海面基準から2.6メートル高い堤防が作られる予定だ。
寒風の中、線路内で作業員の方々が働いている。
きっと、日々の暮らしや仕事や旅など、いろんな人生の一場面を乗せて走る列車と、乗客を思いながら尽力しているのだろう。
いろんな努力が集まってできる鉄道。
再開が楽しみだ。