読書感想文、完成‼️

2019年09月02日 19時17分00秒 | 日記
コンクールに出すので文字数を増やすように言われて、昨日、読書感想文をりょうちゃんと仕上げた。

そもそも、夏休みの時点でさんざん感想を聞き出して紙に書かせたりしてたので、これ以上無理矢理感想を言わせるとしたら、私が誘導しないとダメなんじゃないかという危惧もあり、そうなっちゃうと、子どもの感想文と言えるのか? という疑問もある。人生経験の少ない子どもは、大人なら当たり前に気づくことを全然理解してないことが多いし、こちらの質問の仕方次第で、「わからない」「特に何も思わない」となりがちだ。

それで、土曜日の夜にもう一度『スタンリーとちいさな火星人』を読み聞かせた。
そうしたら、お母さんが帰ってきたのに、火星人のスタンリーが、固まってしまって、お母さんに何も言えないという場面があった。りょうちゃんは、もしかしたらこの場面なら、何か思うところがあるんじゃないかと思って、「スタンリーは、ママが帰って来た時、固まっちゃって、ママに何も言えなかったみたいだね。なんでだろうね?」と聞いたら、

「そう、それ、俺も引っかかってたんだよ‼️」

との答え。

はい、いいコメント出ましたね。じゃあ、ここを膨らませましょう。

本を読んでて、「引っかかる」って結構大事。「ん? なんで??」とか、「あれ? ここ、なんかへんだな」とか、そういうことから考えが生まれてきたりする。
りょうちゃんの場合、仕事に行ってるママを玄関で迎えるのは毎日のことだから、「自分だったらこうなのに、なんでスタンリーは同じようにしないんだろう?」っていう違和感が、ほんの少しあったんじゃないかな。
自分とスタンリーの行動や考えについて、同じところや違うところを考察すること自体が、立派な感想文だ。

それで、あれこれ感想を聞き出して、またメモにとって、日曜日に原稿用紙にまとめた。感想はりょうちゃんのものだけど、文章をどう構成するかは私が全部考えたから、これをりょうちゃんの感想文と言えるのかどうかは怪しいところだ。
だけど、先生だってそんなことは百も承知で、私に「文章を増やしてください」と連絡してきたんだから、まぁ、それでいいんだろう。お受験したとか、家で特別な教育をしてるならともかく、普通の公立学校に通う小学1年生の、字も満足に書けない子に読書感想文を書けと言うのが、そもそも無茶なんだから。

りょうちゃんは、

「賞がほしいな〜」

なんて、ちょっぴり夢見てるけど、さすがにそこまでは甘くないだろうね。まぁ、その気持ちは来年まで持っててもらって、来年も、2人で読書感想文に挑戦したいね‼️