ものづくり仕事において新しいビジネスを作ることは大変
今回は、ものづくり仕事のビジネスの種になるような話を紹介します。
何気ない日常に新たなビジネスが眠っていることが多々あります。
意識を変えるだけでビジネスが生まれるかも?
ゴミもお金になる?
こちらの写真は眼鏡のチタン材料をマシンで削った後の削りカスです。
チタンという金属は錆びない、人体に無害、軽いという特徴があります。
眼鏡業界ではどこの工場でも普通に扱っているチタンも
素材自体は一般家庭では手に入らないですよね?
ホームセンターなどで手に入らないから、欲しい人もいるのでは?
チタンの砂鉄で何かできるのでは?
浄化作用もあるというチタンは使い道はあります。
考えればいろんなアイデアが生まれました。
私は鯖江のメガネ業界で眼鏡の材料、技術を使いメガネからカタチを変えた商品作りをしているが、ここ最近思う事がある。
僕たちには不要なものでもカタチや店頭におくディプレイなどにして意味をもたせれたら新しい価値を創造できるのではないかと
鯖江眼鏡の材料・セルロースアセテートでも新しい価値を生み出せる?
私の会社で扱っているアセテートシートはタタミ1枚くらいの大きさだが
メガネの必要な幅で切断していくと数センチの残材料(ゴミ)が出る。
鯖江のメガネ業界には不要な物として簡単に捨てているが
ここに新たな価値が眠っているのではないかと・・・
また、指輪をくり抜いた材料も今は簡単に捨てているが、
こうした残りカスも当社でしか作れないのでは?と
実際SNSに投稿。眼鏡業界で出たゴミを使いませんか?
と投稿しました。
数名から連絡があり「実際に〇〇に使った」「商品価値はあるよ」と連絡いただきました。
まずは気づく練習をしよう。
第一線におられる方々の共通するところは’’気づく’’ということが長けている。
’’気づく’’アンテナを張るを意識します。
その後、破棄する眼鏡の材料で進展がありました。
繰り返しになるが
僕たちでは不要なものでも価値があるのでは。
ということ。
実例を紹介します。僕たちが捨てる端材(ゴミ)を小売店さんではオブジェとして飾ってありました。
小売店さん曰く、「製品になる前の状態や削りカスにも価値がある」と。
百聞は一見に如かずで製造工程を実物をもって説明すればイメージが湧きやすいとのこと。なるほど!
他社でも僕らが捨てているアセテートの端材やメガネをくり抜いた後の端材を飾ってありエンドユーザーは「これなに?」と興味をもってくださるとのこと。
最後に。。
ものが溢れている世の中で興味を持ってもらえる事ってすごく大事です。
なじみのあるメガネから、こんなもの意外なものが!?
と新しい発見や親近感も涌くのはないでしょうか?
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