ゴールデンウイークは近場に限ると、車で15分ほどの多磨霊園脇にある
浅間山公園を訪ねた。
(それでも5日には家族にせがまれて、群馬まで高速道路を走り渋滞を作ってしまった。)
咲き始めたばかりのニセアカシアが甘い匂いを振りまいていた。
フジの花も甘い匂いを漂わせている。
この花の名はなかなか思い出せなかった。
ひょいという調子でサワフタギという名が浮かんだ。ちょうどこの時が見ごろだった。
サワフタギという厄介な名を付けられた割にはきれいな花を咲かす。
薄暗い林床にはホウチャクソウがびっしりと生えていた。
お目当てのムサシノキスゲは私が行ったとき(5月3日)にはまだまだのようだった。
株はたくさん増えていたので最盛期には随分と見られるようになると思う。
それでもこの花は3番花。
この日、一番目を奪われたのはキンランの花。
そこかしこで群生が見られた。この花は自然度が継続してあり、しかも人と関わりを持った里山が
残されているところにしか咲かない。ラン科の花なので植え替えも難しい。
今日は朝から日差しが差していたので蕾を開いている株も多かった。
キンランは本州、四国、九州の低山、丘陵地、雑木林で見られる。
同じところには小振りの白いラン、ギンランも見られる。
似たような花にササバギンランもあるが、私には見分けがつかない
いつまでもこんな花が咲き続ける自然を保ちたいものだ。
この辺で。