野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

道央の春を行く ⑥

2017-05-24 20:34:24 | 旅行

 札幌滞在4日目の朝は、前日とは打って変わって気持ちよく晴れた。昼過ぎの

便までは5時間近くもあるので、ホテルから大通りを歩いて散歩することにした。

大通り西のはずれにある札幌市資料館は、1926年に裁判所として建てられたもの。

 

 まだ朝が早いせいか人通りは少ない

 

とても町のど真ん中とは思えない、緑の豊かさ。

 

 有島武郎文学碑があった。

 

 大通り公園はそこかしこで様々な工夫が凝らされ、歩いていて飽きない。

 

 

  公園の真ん中の大型トラックは、次なるイベント(ライラック祭り)の準備のための

机や椅子を下ろしていた。

 

 エゾヤマザクラが満開だ。

 

中心に向かうにつれ、人通りが少しずつ増えてきた。

 

 

 4日前来たときには蕾だったライラックも咲きだした。

 

 こちらの方ではすでに満開状態で、微かな甘い香りをまき散らしている。

 

 開拓記念碑。明治34年札幌に初めてできた公園ー偕楽園から移設したものらしい。

 

昭和60年完成した野外ステージ

 

  テレビ塔をバックに記念写真を一枚。

 

 そのテレビ塔が見えてきた。

 

 昭和14年完成したつちょっとアナクロな聖恩碑

 

 

西3丁目の噴水

 

 旧北海道庁前の通り

 

旧北海道庁の建物、観光客が少しずつ集まり始めている。

 

 咲き誇るエゾヤマザクラ

 

 白と紫のライラック

 

 まだ時間に余裕があったので、裏手の北大植物園に再び寄った。

 

 巨木の下を歩いていると都会の真ん中にいるのを忘れてしまう。

 

 

 アカゲラが鳴きながら飛び去って行った。

 

 東屋で休んでいると、様々な野鳥の声が聞こえる。

  

 中国の若い女性4人連れに頼まれ写真を撮ってあげた。

 

 

 本州では山地でしか見られないキビタキもいる

 

 

 これはハクセキレイ

 

 ムラサキセイヨウブナの大木

 

 

 

 取り立てて何もすることなく、一時間余りをぼっと過ごした。

何もないけど、いや何もないからこその満ち足りた時間だった。

どうやらここでは内地では味わえない、特別な時間が流れているようだった。

 この辺で。