
前回尋ねたのは2013年だから、今回は3年ぶり4回目ということになる。
最近テレビでも紹介されたようで、9時の開園30分後だったにもかかわらず
大変な人出だった。
いつの間にか入園料も500円になっていた。
門をくぐった先はすぐに別世界となる。
この時期が一番の見ごろだったようだ。
花しょうぶは早期、中期、晩期と咲く時期が品種によって変わる。
雨は暫らく止んだり、そして時には思い出したように降り出す。
また柔らかい日差しが時折さしたりもして、花菖蒲には格好の天気だ。
園内の一部には1mばかり高い木道が通っている。
敷地は8000㎡とさして広くはないが約200種の花ショウブが見られる。
稚児化粧
「夜の調べ」と名付けられた品種
いかにも涼しげな形と色合いの小笹川
肥後系の重厚なハナショウブ「殿上人」
奥のアジサイも色を添える
安積の関
神路の誉
だんだんと人が多くなってきた
背景の板塀も花菖蒲に似合っている。
舟遊びという優雅な名のついた花ショウブ
楚々とした気品を感じさせる「清少納言」。江戸系と伊勢系の交配から生まれた。
札には「香灯峯」とあったが、肥後系の白色六英咲の「香炉峯」の間違いだろうか
ピンクの縁取り(覆輪)が印象的なスティップルド・リップルスはアメリカハナショウブ
このハナショウブは「熱海の夜」という何とも思わせぶりな名を付けられた。
ノハナショウブは花菖蒲の原種
「春の小川」の名はちょっと?な感じ
「雪嵐」。蕊の紫色の縁取りがチャームポイントか
「花車」は江戸系の品種
「遠山烏」
ピンク色の美しい花だが、「日の丸2号」の名はちょっと頂けない。
人は花に埋もれていかにも幸せそうだ。
お終いは園内にあった染谷花しょうぶ園の由来の看板。
何時までも残っていて人々の眼と心を癒して欲しいものだ。 この辺で。