近くの公園に出かけてきた。カルガモの親子が池から上がって
一休み中。母ガモとコガモが8羽。
コガモたちは思い思いに身づくろいをしている。
イノシシの子供ウリ坊のように、コガモたちの体毛も外敵から身を守るため迷彩模様になっている。
歩く姿がおぼつかなくて可愛らしい。
シャッター音に驚いたのか揃ってこちらを見た。
池の上で一休みした後はそれぞれ池にどぶん。
コンクリートの上をよちよち歩いていたコガモたちも水の上では動きは俊敏だ。
8羽いたコガモたちは気まぐれな2羽を除いて、母ガモにまとわりついている。
余りくっ付いてくるとわずらわしいのか、母ガモは嘴でコガモを少しだけ遠くへ追いやる。
遠くで遊んでいたコガモも一羽戻ってきた、現在は7羽。
この池はさして広くもなく、おまけに釣り池ともなっているので動ける範囲は限られてしまう。
それなのにこの狭い池に現在はもう一組のカルガモファミリーがいる。
よく見ると母ガモの体毛が少し違っている。写っているのは六羽のコガモだが実際は前の家族と同じく
八羽のコガモがいる。
今は小さくてかわいいのだが、やがて大きくなってしまうとこの狭い池では二つの家族がともに
生きていくのは難しくなるだろう。
現在では 大人のカモとコガモを合わせると30羽近いカルガモがこの狭い池で暮らしている。
公園に遊びに来た人たちは可愛い可愛いと何の考えもなく餌を与える。
カモたちは餌をもらえて生きていければ、どんどん仲間を増やそうとする。そして
増えすぎたカモたちは様々な問題を引き起こすようになっていく。
野生に生きる動物たちには、安易にえさを与えてはならない。
餌を与えることで、本来のバランスを崩してしまう。
私たち人間の役割は野生の生き物たちの生き死にをやさしく見守るだけ、
それ以上のことはしてはいけないのだ と思う。
この辺で。