ヒトリ言。と、回顧録

些細な独り言。音楽と海外ドラマ好き。映画は時間があれば見たい。ブログは最近失速気味。

歌舞伎町

2005年02月08日 17時38分01秒 | ニュース・ドキュメント番組
歌舞伎町は、もう弱り始めていた。
あの活気は、もう失われ始めていた・・。

「吉原」の様な町は、必要だと思う。
それが、犯罪抑止にもなる。とも思うし。
人間の欲望はなくなるものではない。
なるべく表に出していた方が安全だし、健全な部分は残せると思う。
禁止や排除をしていけば、どんどんアンダーグラウンドに潜っていき、事故や事件が表に出にくくなってしまう気がしてならない。

実際に、店が撤去され、デリバリーヘルスをしている女性が言っていた。
デリバリーは怖い。と
何をされるか分からない。契約以上の物を求められても、助けてくれる人もいない。
でも、この仕事が好きだから続けていく。と言っていた。
店にいれば、店が、彼女達の安全を守っていた。
しかし、個人で動かざるを得なくなった彼女達は、自分たちで身を守らなければならなくなってしまった。

眼に見える部分だけを変えても意味はない。
そうして、取締りを訴えている人たちに、欲望はないのか。
性的欲求はないのか?

働く方も、お客として来る方にも年齢制限は必要だとは思う。
しかし、こういった場所を、無くしてしまうのは、怖い気がしてならない。
ニュースの中でも、レイプや、暴力などの、事件が増える可能性があると言っていた。
訴えることが可能な側にいればまだいい。
訴えることが出来ない人たちもいるはずである。

性風俗は、古くからある文化の一つでもある。
春画も、文化の一つとして残っている。
春画だけでなく、古典には、性的な意味を含ませて書いた物語もある。
国が変われば、神々たちが、「尊い生の営み」として、交わっている偶像もある。
性風俗は、人間が人間になった時から存在するもので、豊な文化の一つだと思う。

欲望や欲求を閉じ込めすぎると、歪(ひずみ)や歪み(ゆがみ)が生まれる。
アンダーグラウンドに潜れば潜るほど、新しい犯罪も生まれる。

歌舞伎町
この町が担っていたものは、大きいと思う。
 

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