すみれの花の砂糖づけ

2011年04月23日 | アロマの会
ベランダの鉢植えのスミレがたくさん花をつけました。
この鉢はもともとはクローバーの鉢植えだったのですが、
2年前からこぼれ種のスミレがすっかり鉢を占領しています。

図鑑を見たら、食べても問題ないようですし、
スミレのジャムや砂糖づけの作り方が載っていたので
砂糖づけを作ってみる事にしました。


「スミレに卵の卵白を水でといたものを塗り、グラニュー糖をまぶす」と書いてありましたが、
卵白を省略し、よく水で洗ったスミレの花を粉糖の上に落としてまぶしました。
しばらくすると粉糖が固まってこんぺいとうの様な感じに。

食べてみると、砂糖の甘さの中から、花弁と蜜のような甘い香りとガクの部分の草の香りが
頭の方まで抜けてきました。
最後に春の草独特のえぐみというか、ほろ苦さが少し残り、
ほんの小さな花からこんなに感性を豊かにする味がするなんてすごいな~と感動。

娘や夫も食べましたが、意外と(?)好評でした。

すみれの花の砂糖づけってとてもかわいい言葉だなと常々思っていたら
江國 香織さんの「すみれの花の砂糖づけ」って本を書店で見つけて
変ですけれど、なぜか私の好きな言葉を先に使われたって悔しい気持ちになったのを覚えています。

すみれの花のしぼり汁は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」では惚れ薬として登場します。
ドイツの薬草魔女(修道院長)ヒルデガルト・フォン・ビンゲンによるとすみれは目のかすみに有効だそうです。

フランスでは毎年3月にすみれ祭りが開かれるそうですよね、
一度行ってみたいあこがれのお祭りです。


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