ドル円：今週の展開とポイント

＜ドル円：今週（6/9-6/13）のポイントと展開＞

（今週の概観）
　今週は、やはりこのままドル下落の流れに戻るのか、そうではないのかという点が焦点のようです。
　日中の速報でレポートしましたが、分析の結果でも結論は変わりません。

　結論は、
　※今回の下落は、106.30で丁度止められたことによる、調整下落の範囲。
　　よって、107円台を目指すドル上伸の流れは変わっていないこと。
　　ただ、先週同様、今週もまだ106.30レベルを超えるのは難しいと見ています。

　100％の分析はありませんので、検証ポイントを挙げておきます。
　　（１）東京市場で104円以下に下落した段階で、上記見方は
　　　　　ドル下落転換に修正が必要。
　　（２）104円台の抵抗ゾーンをキープしている間に105円後半に
　　　　　先に上昇できた段階で上記結論が確定。
　　（３）6/11の相場が105円半ば以上でオープンなら、ドル上伸相場
　　　　　への転換が決定

　具体的な数字を、ここでは公開できませんが、まず明日9日の相場が104.80以下まで下落してしまうか、それともそれ以上の相場で終わるかで、ある程度の展開が決まると見ています。
　たとえ早朝の相場が104円前半まで下落しても、9時のオープンを見るまでは慌てないことです。

応援よろしくお願いします。

今日はここで止まります！ドル円相場

先週の急落と今後のドル円相場

＜先週の結果と６月の見通しの検証＞

１）6/1公開の＜6月ドル円相場の行方＞において以下の視点説明しました。
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　　・6月のターゲットは107.75。
　　この流れが実現するポイントは来週の相場にあり、2つの検証ポイントがあります。
　　　　（１）6/4か6/5の相場が104.60以上を維持するか、
　　　　（２）先に105.60以上に上伸すること
　　　この2点がクリアーできれば、この流れは決定と見ます。
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２）先週（6/2-6/6）東京の結果
　　　open:105.43
high:106.27(6/6)
low :103.96(6/3)
close:106.03

先週は6/3に一時103.96まで急落し(2)の実現がグレーになり、かつ(2)の実現が
　　危ぶまれましたが、6/3NYのバーナンキFRB議長の発言でNYは105円台に急反発。
　　　このおかげで6/4・6/5に104.60以上という(1)が実現しました。
　　　
　　　しかし6/5のNYからは、106.25-30から一度調整下落ありとして売りを推奨。
　　実際に、6/5NYは106.44高値に105.53まで下落。
　　　6/6の東京は再び106円台まで上伸も、分析どおり106.27を高値に伸ばせず、
　　6/6NYは“106.25-30がより強い分岐点となり、ここを境に大きく動きやすい”と
　　指摘したとおり、106.35でオープンし雇用統計で急落。104.91の安値引けで越週。

　　　6/3の抵抗ゾーン割れは想定外でしたが、必ず期待をサポートするイベントなどが
　　起きてくる不思議さが、私の分析の特徴でもあります。
　　　6/3の下落しすぎ以外は、ポイントの分析も展開の読みもパーフェクトに近い結果と
　　いえるのではないでしょうか。

３）今週(6/9-6/13)のポイント(速報）

　　現在分析作業中のため、あくまでも速報ベースです。
　　深夜なる予定ですが、正式な見通しを配信見込みです。

　　今一番気になっているのは、104.90までの下落でドル下落相場へ戻ったのでは？
　という点かと思われます。

　　結論から言うと、6/6のNYの結果まででは、107円台へ向かう流れは変わっていません。

理由は簡単です。
　(1)6/6の安値104.90は、日足で想定した下落時の再下限とした抵抗ゾーン104.65＝90で
　　　止められたこと。
　　それ以上に
　(2)先週の週報で指摘した、月足の105.95を完全上抜けの実現、さらに下落時は週足の
　　　104.40=55ではサポートされるとした通りの展開に過ぎません

　以上から、今週は104.75レベル以上を維持できれば、ドルは強い反発が期待でき
104円台さえ維持できれば、まだ上昇の流れは残っていると考えています。

では詳細は、深夜の予定です。
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