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<慈感:「モンキードッグ」現る・・>
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新種のワンちゃんではない。
ましてや、新種のホットドッグでもない。
野生のニホンザルからを集落から追い払うワンちゃんである。
改めて、人間にとって“犬”はかけがいのない存在だ思います。
そしてそのワンちゃん達の中には、元は野良犬や捨て犬もいることを知り驚きました。
人間って、本当に身勝手だとがっかりする一方、
それらを愛情で復活させているボランティアの方々の存在に熱くなります。
毎年、ニホンザルはもちろん、イノシシなど野生動物の農作物被害が話題になります。
国によると年間約16億円(農林水産省まとめ)に上ります。
人間の暮らしと野生動物の距離が近い地域では、共存のあり方が長年のテーマです。
その解決策として、2年前から三重県名張市と隣の奈良県宇陀市が「モンキードッグ」の育成を始ました。
初年度の10年度と今年度で18頭が認定されています。
ワンちゃん達は、できるだけサルに危害を加えず、山奥へ追い返す訓練をします。
むやみにサルの命を奪ったり傷つけたりすることのないよう共存できる事が目的だからです。
最後に「人を絶対にかまず、犬笛を吹けば、必ず飼い主の処に戻る」という条件をクリアーできなければ訓練士から認定されません。
集落住民から市にサル出没の情報があると、飼い主らは徒歩や車で現場に行き、活動を始めます。
交通費などは出ず、全てボランティアです。
すでに、「モンキードッグ」18頭の出動回数は計52回。
「モンキードッグ」を飼う集落にはサルは怖がって姿を見せなくなったそうです。
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以上<12/4付日経・朝刊コラム「社会人」田村城>から引用、以下は抜粋>
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環境省によると、捕獲された野良犬や、様々な事情で飼えなくなった飼い主から保健所に持ち込まれ、殺処分された犬は09年度で約6万4千頭。
名張、宇陀両市の認定犬の飼い主を束ねる組織「モンキードッグ倶楽部」の代表、逵敏也(つじ・としや、55)=宇陀市=は7年前まで保健所に勤務。担当外だが、捕獲された犬が保健所に来るたびに心を痛めていた。
「捨て犬も訓練次第で地域の役に立つ」。逵らは捕獲された犬をモンキードッグに育て、農家に引き取ってもらう仕組みがつくれないかどうか、考え始めている。
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