<ユーロドル:米株とユーロドルの連動性が最高水準>
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12/15,日経・夕刊に米S&P500種株価指数とユーロ相場の価格連動性について、面白い記事が載っていました。
現在、その連動性が0.8と1990年代初め以降で最も連動性が高いそうです。
(価格連動性が強いほど1.0に近づく)
ちなみに今年3月初旬の0.17から上がり始め0.8まで来ているとのこと。
ユーロを取引されている方は、以下の記事の全文を一度ご覧下さい。
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10/15日経・夕刊「ウオール街ラウンドアップ」から全文掲載
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14日のダウ工業株30種平均は3日続落した。欧州の債務問題を懸念した売りが出た。リスクを避ける「リスク・オフ」があらゆる資産に広がり、ニューヨークの原油や金先物は急落した。欧州連合(EU)首脳会議で幕を閉じた先週は比較的穏やかだった金融市場が、今週に入って再び不安定になっている。
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顕著なのが外国為替市場だ。ユーロは対ドルで約11カ月ぶりに節目の1ユーロ=1.3ドルを割り込んだ。
野村インターナショナルが開いた投資家向けの電話会議。通貨調査の責任者、イェンス・ドルドビグ氏は「(欧州危機を回避する)バズーカ砲はどこにもない」と語った。ユーロはこれからも下げ続け、来年前半に1.2ドルを下回るとみる。
ユーロ安は主に2つの経路を通じ、米国株に打撃を与える。米企業の海外収益を押し上げてきた一因にはドル安があるが、一転してドル高になれば業績にはマイナスに働く。この日も建機大手キャタピラーや非鉄大手アルコアなど海外で稼ぐ企業の株価が下げた。
もう一つ、ドル高・ユーロ安が進むとドル建てで取引される原油価格は割高感から下げやすい。景気にはプラスに働くが、エネルギー企業に大きく依存する米株式市場となると話は別。シェブロンが3%安になるなど、相場の足を引っ張った。
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米市場がいかに欧州に支配されているかを示す興味深いデータがある。米ブラウン・ブラザーズ・ハリマンによれば、ユーロ相場と米S&P500種株価指数の相関性は0.8前後で推移している。価格の連動性が強いほど1に近づく。0.17程度だった3月初旬から上がり続け、現在は1990年代初め以降で最も相関性が高い。
米企業には変調の兆しも見える。米オンライン証券大手チャールズ・シュワブは10~12月期の収益が従来予想より厳しくなると発表。株価は約5%安と下げた。欧州問題などで株価の不安定さが増し、個人投資家の売買が細っているのが主因だ。
欧州では市場が求めるユーロ共同債も欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ拡大のメドも立たない。米市場にはあきらめに似た失望感が漂っている。(ニューヨーク=川上穣)
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