今日会社の帰りに主治医の所に行って、その帰りに行きつけのラーメン屋さんに行った。
ラーメンを食べていたら、携帯に電話があり電話番号を確認したら知らない番号だった。
恐る恐る出てみたら「もしもしIKですけど」って死んだ人の名前を名乗ったので
「はっ!?」って言ったら、無くなった人のお兄さんからだった。
声も話し方も全く同じで、本人かと思った
お兄さんは、「無くなった弟の遺言で、私を散骨式に呼んで欲しい」との事で、
電話をしてきたのでした。
たしかにその亡くなったIKさんは、死ぬ前に「おれが死んだら散骨して欲しい」と言っていた。
しかし、IKさんが亡くなる2週間前にIKさんと会って、大喧嘩をして帰って来たのでした。
IKさんは3年くらい前に末期癌と宣告されていて、一人暮らしだったから孤独死を避けたくて
日本に居る時は、毎日会社への行き帰りに家の様子を(電気が付いてる、消えてる=生きている)を
確認していた。
去年10月に中国出張から帰ってきて家を訪ねたら、ものすごく痩せていて、もう何時死んでも
おかしくない状態だった。
けど、家に上がれと言われたので上がって話をしていたら、悲しいくらい私の話を聞いてくれなくて
結局その日はもう2度とこの家に来るもんか!って思ったくらいの大喧嘩をして、
泣きながら帰った記憶がある。
それから2週間後に亡くなったと共通の友人から連絡があった。
散骨式の事は気になっていたけど、喧嘩しちゃったし、誰かがやってくれるだろうと思っていて
忘れかけていた時だったからびっくりした。
喧嘩したけど散骨式には必ず出席するし、お兄さんには無礼な受け答えをしてしまった非を
詫びようと思う。