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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

97冊目:「コンサルタントの秘密 ―技術アドバイスの人間学」

2012-11-04 01:54:31 | 
総評:★★★★☆ ためになる!けど読みづらい・・・
面白い度:★★★☆☆ 面白いエピソードもあったりなかったり
読みやすい度:★★☆☆☆ 難しい・・・
ためになる度:★★★★★ ためになる点は多くあった。
また読みたい度:★★★★☆ 法則をまた見返したい。


更新までに結構時間がかかってしまった・・・

今回読んだ本は前回と同じワインバーグさんの本で、「コンサルタントとは」について書かれた本である。前回の本と違って、今回の本は文字が小さく、1ページ2段にわたって書いてあり、ページ数も多かったので、読み終わるのに時間がかかってしまった。


今回も日本語訳としては、やっぱりちょっと難解な表現が多く、読む上での理解が難しかった。でも、本の中で出てくる法則は、ワインバーグさんの経験から書かれており、なるほど、だったり、そうなのかぁ、など、とても学ぶものが多く面白かった。


とりあえず色々な法則が出てくるのだが、自分として面白かった法則は、

コンサルタントの第一法則
 依頼主がどういおうとも、問題は必ずある。
コンサルタントの第二法則
 一見どう見えようとも、それはつねに人の問題である。
コンサルタントの第三法則
 料金は時間に対して支払われるのであって、解答に対して支払われるものではない。ということを忘れてはならない。

マービンの法則
 依頼主が何をしていようとも、何かそれとは違うことを勧めなさい。

手柄の法則
 誰の手柄になるかを気にしていたら、何も達成できない。

ルウディーのルタバガ法則
 第一番の問題を取り除くと、第二番が昇進する。

フィッシャーの基本定理
 よく適応すればするほど、適応力を失いがちだ。

オレンジジュース・テスト
 それはできますよ。で、それにはこれだけかかります。

五分間の法則
 依頼主はつねに自分たちの問題の解きかたを知っている。
 そしてその解答を、最初の五分間の間に口にする。

平準化の法則
 有能な問題解決者は、数多くの問題を抱えることはあるが、一つの支配的な問題を抱えることはめったとない。

三の法則
 自分の計画を駄目にする原因が三つ考えられないようなら、思考過程の方に何か問題がある。

不調和の洞察
 言葉と音楽が合っていなかったら、そこに欠けた要素がある。

ブレスコットのピックルス原理
 漬け水がキュウリに漬かるよりは、キュウリが漬け水に浸かる方が早い。

ホーマーの法則
 旅をしようともがいていると、そのせいで引っ込み屋になることもある。
ホローマーの法則
 何かを失うための最良の方法は、それを離すまいともがくことだ。

ワインバーグのテスト
 あなたはそのシステムに、自分の命をあずける気がありますか。

ディーラーの心意気
 彼らに何でも好きなことをやらせておこう。ただし彼らに、自分たちの身を守るすべを教えておこう。

マーケティングの法則
 コンサルタントは二つの状態のどちらかにある。一つはI(アイドル)状態、もう一つはB(ビジー)状態である。
マーケティングの第二法則
 依頼主を獲得する最良の方法は、依頼主を持つことだ。
マーケティングの第五法則
 一人の依頼主の仕事が、仕事全体の四分の一より多くならないようにしよう。

信頼の第二法則
 信頼を勝ち得るのには何年もかかるが、失うのは一瞬だ。
信頼の第三法則
 人は、なぜあなたを信頼しなくなったのか、いってはくれない。
信頼の第十法則
 契約は書面でしよう。だが信頼に頼ろう。


そんな感じ、色々書いたが、他の人には何の事だか分からないと思う。まあそれはそれで本を見れば分かるので、気になる人は見てほしい。
一応これは自分のために書いたということで、それぞれの法則を忘れないように、これを見た時に思い出せればいいと思う。


あと、面白いと思った内容も抜粋する。

・自分がたいていのとき見落とすのはなにかを調べて、それを自分がまた見落とさないようにするための道具を設計しよう。

・盲人に象のことを教えるための最良の方法とは、実際に盲目を癒やすことなのだ。

・たいていのコンサルタントが、偶然の機会からコンサルタントになる。そして彼らの大部分は、初手から少なくとも一軒、大口の顧客を持っている。少なくともこの点で、コンサルタント業は独特だといえる。


ちなみにコンサルタントになりたいとは、現時点では思っていない。ただ、やっぱりこういった学びがこれからの人生で何らかの考えや機転に活かせることが出来ればよいと思っている。


後は

・コンサルティングは、人に対して行うものということが分かった。

・コンサルタントは第三者としての立場から、依頼主にインパクトを与えることが役目であることが分かった。

・見えていないものを見えるようにするために、ミーティング時に行うテストというものが面白かった。


そんな感じで、本を読んだ上での備忘録的な感想でした。以上☆
コメント
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