総評:★★★☆☆ 総評としては普通。
面白い度:★★★☆☆ 普通。
読みやすい度:★★★★☆ 読みやすいほう。
ためになる度:★★★☆☆ 普通。
また読みたい度:★☆☆☆☆ 一通り見れたのでもういいかな。
あの将棋の天才、羽生善治さんが書いた本。
自分は将棋は打つことがあるが全然うまくはなく、でも一応羽生さんのファンではあるのでブックオフで安く見つけたので読んでみることにした。
内容としては羽生さんが将棋を打つ上で心がけていることとか、羽生さんか考えていることとかがつらつらと書いてあった。
この本を読んで分かったことは、将棋っていうのは、本当に極限まで集中力を研ぎすまし、一手一手がとても重いものであるということだ。
将棋のプロは実力がほぼ拮抗しているらしい。なので、そこで羽生さんのような大きな成果を残るには、やはり集中力や調子だったり、ひらめきや直感だったり、相手のミスを誘うような粘り強い打ち方だったり、たまには奇策をかけ相手の虚を衝くやり方だったりといった実力とはまた違った所で勝敗が決まるらしい。
一局一局が全て気の抜けない対局であり、将棋のプロ棋士たちはその世界のなかで生計を立てている。
それはただ単に将棋が好きというレベルではなく、将棋に身も心も捧げなければ生きていけない世界だと思う。
一週間将棋を打たないだけで周りの棋士との差が大きく開いてしまい、一週間以上の長い時間をかけなければ元の棋力に戻らないとのこと。
まさに狂気の世界だと思った。その中で生きている羽生さん、いや、プロ棋士の方々って本当に凄いなと思った。
羽生さんは一回の対局で2、3キロ体重が減ってしまうとのこと。
体重が減るほど頭を使うなんてどういうことだろうと思う。
また羽生さんの情報をネットで調べたりすると、「伝説の5二銀」とか、「打ち歩詰め反則は神のルール」といった何やら凄いワードを発見することができた。
またネットで検索できる画像の中に羽生さんがしわくちゃな顔をしながら悩んでいる様子や、頭を抱えて悩んでいる棋士の姿を見ることが出来る。
この狂気の世界の中でもがく人々の苦悩の姿を見て、棋士の方たちの将棋への恐ろしいほどの情熱を見ることが出来て、本当に心揺さぶられる。
そんな将棋界の一端を垣間見ることが出来た本。
またさらに羽生さんのファンになりました。
そんなんで最後に印象に残った部分について抜粋する。
・六局目ー
私はこれが最終戦だと思った。これを落として三勝同士で七局目を迎えたら、名人戦という舞台にのみ込まれてしまうだろう。
他のタイトルは勢いで手中にすることができる。けれど、名人戦には長い歴史によってつちかわれた人々の念がこもっている。
・楽観はしない。
ましてや悲観もしない。
ひたすら平常心で。
プロ同士の場合はまず一気に挽回することは出来ない。相手のミスがあって、初めて形成は逆転する。
・私は、人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ。
・一般社会で、ごちゃごちゃ考えないということは、固定観念に縛られたり、昔からのやり方やいきさつにとらわれずに、物事を簡単に、単純に考えるということだ。私は、「キスで行け("Keep It Simple, Stupid")」、つまり、簡単に、単純に考えることは、複雑な局面に立ち向かったり、物事を推し進めるときの合い言葉になると思う。そう考えることから可能性が広がるのは、どの世界でも同じであろう。
・深く集中している状態では、雑念や邪念が一切消え去り、深い、森閑とした世界に身を置いた感覚である。周りを見ているが見ていなかったり、見えないものが見えたりする。時間の観念もなくなり。短時間に多くの手が読め、「これだ!」という最終決断も早い。そういう時は、集中力の持続も長い。
・ミスには面白い法則がある。たとえば、最初に相手がミスをする。そして次に自分がミスをする。ミスとミスで帳消しになると思いがちだが、あとからしたミスのほうが罪が重い。そのときの自分のミスは、相手のミスを足した分も加わって大きくなるのだ。すまりマイナスの度数が高いのだ。
・「オールラウンドプレイヤーでありたい」
私が棋士として大事にしていることだ。一つの形にとらわれず、いろいろな形ができる、そんな棋士であり続けたいと思っている。どんな相手にも、どんな場面にも対応し、七番勝負なら、七番とも違った戦法で指したいと考えている。
そのためにも、「自分の得意な形に逃げない」ということを心がけている。
・私が、将棋を上達するためにしてきた勉強法は、初心者のころも今も変わらない。基本のプロセスは、次の四つだ。
・アイデアを思い浮かべる。
・それがうまくいくか細かく調べる。
・実戦で実行する。
・検証、反省する。
~(中略)~この四つのプロセスをくり返していくことが、力をつけるポイントだと思っている。
他にも色々あったと思うが忘れてしまった・・・(笑)
まあネットにも色々でているし、こんなんで以上☆
面白い度:★★★☆☆ 普通。
読みやすい度:★★★★☆ 読みやすいほう。
ためになる度:★★★☆☆ 普通。
また読みたい度:★☆☆☆☆ 一通り見れたのでもういいかな。
あの将棋の天才、羽生善治さんが書いた本。
自分は将棋は打つことがあるが全然うまくはなく、でも一応羽生さんのファンではあるのでブックオフで安く見つけたので読んでみることにした。
内容としては羽生さんが将棋を打つ上で心がけていることとか、羽生さんか考えていることとかがつらつらと書いてあった。
この本を読んで分かったことは、将棋っていうのは、本当に極限まで集中力を研ぎすまし、一手一手がとても重いものであるということだ。
将棋のプロは実力がほぼ拮抗しているらしい。なので、そこで羽生さんのような大きな成果を残るには、やはり集中力や調子だったり、ひらめきや直感だったり、相手のミスを誘うような粘り強い打ち方だったり、たまには奇策をかけ相手の虚を衝くやり方だったりといった実力とはまた違った所で勝敗が決まるらしい。
一局一局が全て気の抜けない対局であり、将棋のプロ棋士たちはその世界のなかで生計を立てている。
それはただ単に将棋が好きというレベルではなく、将棋に身も心も捧げなければ生きていけない世界だと思う。
一週間将棋を打たないだけで周りの棋士との差が大きく開いてしまい、一週間以上の長い時間をかけなければ元の棋力に戻らないとのこと。
まさに狂気の世界だと思った。その中で生きている羽生さん、いや、プロ棋士の方々って本当に凄いなと思った。
羽生さんは一回の対局で2、3キロ体重が減ってしまうとのこと。
体重が減るほど頭を使うなんてどういうことだろうと思う。
また羽生さんの情報をネットで調べたりすると、「伝説の5二銀」とか、「打ち歩詰め反則は神のルール」といった何やら凄いワードを発見することができた。
またネットで検索できる画像の中に羽生さんがしわくちゃな顔をしながら悩んでいる様子や、頭を抱えて悩んでいる棋士の姿を見ることが出来る。
この狂気の世界の中でもがく人々の苦悩の姿を見て、棋士の方たちの将棋への恐ろしいほどの情熱を見ることが出来て、本当に心揺さぶられる。
そんな将棋界の一端を垣間見ることが出来た本。
またさらに羽生さんのファンになりました。
そんなんで最後に印象に残った部分について抜粋する。
・六局目ー
私はこれが最終戦だと思った。これを落として三勝同士で七局目を迎えたら、名人戦という舞台にのみ込まれてしまうだろう。
他のタイトルは勢いで手中にすることができる。けれど、名人戦には長い歴史によってつちかわれた人々の念がこもっている。
・楽観はしない。
ましてや悲観もしない。
ひたすら平常心で。
プロ同士の場合はまず一気に挽回することは出来ない。相手のミスがあって、初めて形成は逆転する。
・私は、人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ。
・一般社会で、ごちゃごちゃ考えないということは、固定観念に縛られたり、昔からのやり方やいきさつにとらわれずに、物事を簡単に、単純に考えるということだ。私は、「キスで行け("Keep It Simple, Stupid")」、つまり、簡単に、単純に考えることは、複雑な局面に立ち向かったり、物事を推し進めるときの合い言葉になると思う。そう考えることから可能性が広がるのは、どの世界でも同じであろう。
・深く集中している状態では、雑念や邪念が一切消え去り、深い、森閑とした世界に身を置いた感覚である。周りを見ているが見ていなかったり、見えないものが見えたりする。時間の観念もなくなり。短時間に多くの手が読め、「これだ!」という最終決断も早い。そういう時は、集中力の持続も長い。
・ミスには面白い法則がある。たとえば、最初に相手がミスをする。そして次に自分がミスをする。ミスとミスで帳消しになると思いがちだが、あとからしたミスのほうが罪が重い。そのときの自分のミスは、相手のミスを足した分も加わって大きくなるのだ。すまりマイナスの度数が高いのだ。
・「オールラウンドプレイヤーでありたい」
私が棋士として大事にしていることだ。一つの形にとらわれず、いろいろな形ができる、そんな棋士であり続けたいと思っている。どんな相手にも、どんな場面にも対応し、七番勝負なら、七番とも違った戦法で指したいと考えている。
そのためにも、「自分の得意な形に逃げない」ということを心がけている。
・私が、将棋を上達するためにしてきた勉強法は、初心者のころも今も変わらない。基本のプロセスは、次の四つだ。
・アイデアを思い浮かべる。
・それがうまくいくか細かく調べる。
・実戦で実行する。
・検証、反省する。
~(中略)~この四つのプロセスをくり返していくことが、力をつけるポイントだと思っている。
他にも色々あったと思うが忘れてしまった・・・(笑)
まあネットにも色々でているし、こんなんで以上☆