木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 1075 身体との会話41

2010-08-25 | AMCT治療
無事AM臨床研究会も終わりました。猛暑の中遠方より参加していただいた先生方には頭が下がります。有難うございました。

今回のAM臨床研究会は、スポーツ障害の「投動作」にテーマを絞って講義をしました。復習的な話になりますが、参加された先生方はもう一度確認してみてください。参加されない方も、臨床上何かヒントになると思います。

投動作以外でも身体運動は、屈曲、伸展、捻転(対角螺旋)の運動線である。3次元である。例えば日常の動作でテーブルの上のコップを取る動作を思い起してみる。

このときの上腕および前腕の関節運動は肘関節伸展、屈曲の2次元運動ではない。必ず、前腕の回内、回外の捻転の動きが生じる。コップを取ったり、置いたりするときは必ず伸展、屈曲、捻転の3次元動作である。更に、肩関節の動きを入れると複雑な動きが関与する。

関節運動をみるときにはこの3次元運動を考慮するのとしないので大きく違ってくる。更に、関節運動の関与する筋肉の働きも主動筋、拮抗筋、共同筋、固定筋に分類できるがこの筋肉機能はあくまでも固定された単関節運動の際の機能である。

特定の主動筋でも3次元動作では、主動筋が拮抗筋、協同筋にも変化する。身体は運動である。この運動時の身体関節の変化する際には、どの時点で主動筋から拮抗筋に変わるか明確に線引きすることは不可能である。

動きの中で変化する筋肉機能を単純に解剖学的に肘屈曲筋に問題があるからそこを治療することはいい結果は得られない。動きの中でどこの筋肉に問題があるか評価すべきだろう。3次元動作の痛みの評価が問題を見つけ出すヒントである。身体動作時の障害は3次元動作の機能的に集約されている。

拳骨


8月29日(日)の袖ヶ浦市空手大会のボランティア募集は締め切りました。参加希望された先生がたにはお礼申し上げます。

治療スタッフは一杯ですので、見学やアシスタントで参加される方がいましたら遠慮なくお越しください。ただし、美味しいお弁当はでません。