正月ぼけの映画鑑賞「鬼畜」(松本清張原作)ぼんやりとこれは子供が主役の映画などとうすら考えておると、昔ビーチパーティーの帰りに寄ったテーマパークの猿山を思い出しておったわい。恩納村にあったのだが、すでに倒産寸前でひとかげもまばら。グループ交際の仲良し4人組、二日酔いというかまだ酒の抜けきれぬ頭で、係のおっさんがすり鉢状猿山の底にたむろう猿どもに残飯など投げ与えているのを眺めておった。哀れな畜生共我先に餌(残飯)を奪い合い、子猿、母猿など力の弱いもの到底餌にはありつけぬし、やはり自然の摂理というか猿山の掟というか、ボス猿方面が弱いものけちらし我が物顔で闊歩する。ここで4人組の正義感(?)に火が付いた。パーリーの残りの生焼け牛肉をたまたましこたま所有しておったところ、これらの御馳走を弱いもの方面の方々(子猿、母猿、なぜか犬1匹)にふるまって差し上げようとの将軍様(わし)の通達により速やかに配布を開始。ところが、どんなにエコ贔屓して子猿の近くに肉を投げ入れてもボス猿などが、子猿母猿犬蹴散らし肉ゲット。いかんいかん、早よう善処いたさぬか。
手始めに足元の小石。これに肉を巻きつけ、群の外側の弱いもの方面子猿に無事お届け。群の手前(わしらの真下)のボス猿共いかに急いで駆け付けようと10メートル後方の子猿のハムハムには間に合わない。作戦成功小癪な猿め人類の知恵を見たか。などと勝ち誇っておったが、ボス猿共生意気にも前線と後方に散会し全方位肉ゲットのフォーメーションを展開、どんなに遠くに肉を投下しようとも子猿母猿犬(1匹)もはや肉にはありつけぬ。
動物愛、から始まった肉巻きだったが、ここまで猿にコケにされては無理無理で怒り心頭。すり鉢の底、わしらの真下5メートルのボス猿の表情何故かうす笑に見えハヨ肉よこさんかいの請求顔
わしは思った「天罰」うふふ。
足元の小石、今回は握りこぶし大をチョイスし生肉を巻き巻きし特大チョー美味そう肉巻き風爆弾を作成。ボス猿にじっくり鑑賞させ奴のよだれが垂れるまでお預けよ。うふふ。
物理の法則通り、こぶし大の石×高さ=衝撃=猿にとって死ぬかもを実行
美味しそうな肉巻きが回転しながら両手を外野手の様に捕球態勢をとる奴に加速しながら落下していく。だんな5メートルはキツイでっせ~
「ボフッ」と鈍い音を立てボス猿幸吉(推定年齢人間で50才)顔面に直撃。幸吉0,2秒気を失うが伝説のボクサー同様立ったまま肉巻きを離さずふらふらとニュートラルコーナーへ。
カウント8ぐらいで肉巻きをかじり始めどこか納得のいかない表情「肉巻きゲットしたけど、頭が割れるほど痛いのはナゼ」
白状します。それから3回やりました。4回目に奴(幸吉)の目に疑惑の色が浮かびこの勝負引き分け。というか、肉無いし。幸吉元気で頑張れよ応援してるぜ。って動物虐待はやめましょうね。いかなる理由があろうがダメですよ~って言えた義理ではないので反省。
本年もよろぴこお願いしますだ。
BY チャーリーHACHI