沖縄アマチュアロックの登竜門であった、パロディ。
惜しくも閉店してしまったのだけど、マスターの町田~のエピソードを一つご紹介。
髪型とラッパジーンズが似ているということで、本人は野口五郎のニックネームでダンスクラブなどで、キーボードを演奏しておったが、毎日がライブなどとほざきおって客席にメリケン粉などばらまくは、転げまわるは、飛び跳ねるは、マネージャーのお叱りなどへの河童。元気いっぱいキーボードならぬ「木~登~り猿」と呼ぶにフサワシイ勘違いバンドマンであった。(後日バンド全員すぐクビになった。)
こやつがパロディを開店して間もないころ、一緒に演奏したのだが、変だ。動きが鈍いし「ロボットかお前は」とつっこみを入れると、いきなり上半身裸になる。サロンパス20枚ぐらい貼りまくりでロボットではなく、ミイラであった。聞くところによると、おとといの晩襲撃を受けたと話した。(後日肋骨が折れていることが判明。サロンパスでは治らないと思います。)
以下は町田~の談
おとといの1時頃、観光客のキレイナね~ちゃん2名が客で残っていて、僕も色々と話をしているうちに盛り上がり、店を早じまいして、あちらこちらの面白い店にご案内しましょう飲みましょうで2対1の店外デートに首尾よく繰り出したわけさ~。で、桜坂方面やら知り合いの店でええかっこしいの、よいしょしいので3人ともいい感じで酔っぱらって、下心が疼きぱなしの大詰めは、おフザケで国際通りをパロディに向かいつつ歩道のゴミ袋を「ハンマー投げじゃ~」と叫びつつ投げまくるゲームで受けていたわけよ~。5~6個も投げたころ深夜営業の本屋が開いていたので、「とりゃ~」「ぎゃはは」とゴミを店内に投げつけ5メートルほど笑い転げながら歩いておったら、
「こりゃ~キサマラぬ~すが!!」怒声
「きや~」くもの子を散らすように逃げる観光客のね~ちゃん
ぼくも逃げたけどロンドンブーツかっくんの捻挫で転倒
アガガと振り返る視界に写るは木刀を振りかざす大入道
木刀でボコボコにされ
しばらく気絶して1人トボトボとパロディに帰ったわけさ~
ぎゃはは~あまりのアホらしさにわしは大笑い。どう考えてもあんたが悪い。「しかし、木刀はどうよ」「たしかに」など話すうちに町田~は怒りが収まらぬ。
「復讐してやる。でも一人は怖い相手は木刀大入道悪いが一緒に行ってれ、何もしなくていいよ」といいつつ長さ60センチのすりこぎ棒を背中に忍ばせる町田~。
大入道がどんな人物か見たかったわしはのこのこと町田~について行った。
歩いて5分の本屋に到着。意気込む町田~が声掛けるまでもなく大入道登場
笑いました。うぷぷ。大入道は身長150センチ。確かに筋肉質で強そうなのだが、チビ。
おまけに町田~めっちゃ説教されて棒立ちのままうな垂れておる。
いくら酒に幻惑されていたとはいえ、奴の話の大入道身長2メートル近くのはず。
慰める言葉もなく(含み笑いあり)トボトボと帰る2人組
ロックの道は険しいな~ RIDE ON
BY チャーリHACHI