仕事酒バンドの生活ではありますが今週は何故か読書週間でした。普段は哲学書しか読まないわしですが、(2~3行で快眠できるから重宝)読んだ本の中からお気に入りを紹介。
天使のナイフ 薬丸 岳 「妻を殺した少年達が次々と殺されていく」少年犯罪の現実と被害者を廻るサスペンス。謎解きもあるのでストーリーは読んでねっ、としか言えませんが、若干状況設定(謎解き)にやり過ぎかもと思ってしまったが感動しますよラストでは。流れるような文体でサクサク読みました。この作者の別の作品も読んでみたいな~。
なぜ君は絶望と闘えたのか 門田隆将 現実の事件「光市母子殺害事件」を追ったドキュメント。天使のナイフを読み終えた勢いで、少年法に関連のある本書を選択。被害者母子の残された夫のその後の生き様を描き切る事で、この国の司法制度の有り方を深く考えさせられる。現時点で裁判は完全決着していないが、少年法関連法律を変えたパワーの素晴らしさと周辺の関係者の温かさに脱帽。
殺し合う家族 新堂冬樹 この作家は「白」恋愛と「黒」暴力の2パターンがあり、本書は題名でお察しのと取り「黒」。こちらは犯罪ものでも洗脳・私刑・殺人・ばらばらと、えげっないエンターティナメント、特に主犯格(主人公と言っていいかも)の九州方言読んでいると引き込まれるが、実は途中から小林よしのりの「おぼっちゃま」とオーバーラップしてしまい、笑ってしまったわい。エログロ有ります。お暇な方は重宝しますよ。
ブラックマネー 須田慎一郎 地下経済リポート。ヤクザがらみの裏経済をご紹介。さまざまなエピソードは驚愕の事実のオンパレード。でも一番たちの悪いのはいわゆる金融エリートと呼ばれる銀行マンではないのかしら?。紳士顔でカモを食い物にする残酷さはえげつないね。
へんないきもの 早川いくを 最高に笑えます。文と絵で。何故このような生き物を神は創作なされたのか面と向かって聞いてみたいものだ。意味がわからんし、当事者(へんないきもの)も生きる目的なぞ2億光年彼方に永遠の謎として放置。神様まさか、わしらを笑わせようと冗談で作ったんじゃないだろな~。
後5冊ぐらい読みました。あほです。仕事旋回です。紹介した本どれもお勧めできます。ただし、責任は取りません。楽しみは個人の感性に委ねるのみなので。
10月10日LIVE 1回目リハ無事終了。初顔合わせにしては砂川~、のびのびとやりたい放題。次回が楽しみです。 BY HACHI公