神壺小学校 3ねん6組 ××みね よしの
題名「カレーじごく」
わたしのお母さんはとってもやさしく大好きなおかあさんです。いつもおいしいゴハンをたべさせてくれます。いもうとのあきのや、おとおとのノリ-とそれはそれはいつも、しあわせにおしょくじします。でも一つだけ困ってしまうことがあります。それはお母さんが作るカレーライスのことです。わたしたち子供がカレーライスをたべて、大人の二人はにこにこわらって、たべません。なぜかというと、おさけにあわないからだそうで、だから、カレーライスは子供たちの食べ物です。
お母さんはカレーライスをつくる時にいつもいっぱいつくります。三人でいくらたべてもなくなりません。3日も同じカレーライスの時もありました。わたしが、あるとき、お母さんに「同じカレーライスばかりじゃ、あきちゃう」ともんくを言ったことがあります。お母さんは「ふ~ん」と言ったきりだまってしまいました。何か考えているようでした。そんな、お母さんは注意がひつような人です。
そんなことがあって、しばらくして、お母さんがまたカレーライスをつくりました。それも、いつもと同じようにたくさんたくさんぜったいに食べきれないぐらいカレーライスをつくりました。わたしはしんぱいになって「お母さんこんなに食べきれないよ~」となきそうなこえで言いました。お母さんはわらいながら、「だいじょぶよ。ちゃんと考えてみんなが楽しくおいしく食べられるようにするから」と言いました。こんな時のお母さんは注意がひつような人です。わたしは子供だからわかります。しばらくして、お母さんがわたしに「こんしゅうのメニュー」と書いたかみをわたしました。かわいい犬の絵のはいったその紙には、
月曜日夜 キーマカレーに海老フライ
火曜日夜 キーマカレーにコロッケ
水曜日夜 キーマカレーにハンバーグ
木曜日夜 キーマカレーにゆでたまご
金曜日夜 キーマカレーに・・・・・・・・・・このときはじめて、おかあさんに、さついをおぼえました。お母さんのことがゼッタイにゆるせません。こどもたちを、カレーじごくにひきずりこんだお母さんはしんでもいいとおもいました。マスミカレーのようにヒソを入れてぎゃくに食べさせればいいかとも思いましたが、ヒソがどこで売っているのかわからないのであきらめました。、そのかわり「ゲザイ」と書かれたお薬がいえにあったのでお母さんのおさけにまぜてようすを見ましたが、なんにちたってもお母さんは元気でした。そのかわり、おとうさんはトイレでせいかつをするようになりました。お母さんにふくしゅうはできなかったのですが、しばらくは、カレーライスをお母さんは作らなかったので、ほっとしました。でもしばらくすると又お母さんのカレーライスをたべたくなりました。 おわり。
担任から 「お母さんとよく話し合ってなかよく生活をして下さいね。お父さんは元気になりましたか?」
笑えた? BY HACHI公