マンサーナでLIVEを聞きながら、Mr名城と泌尿器科方面の話。HACHI公の脳裏に苦い過去が甦る。
朝から体がだるい。しばらくすると下あごリンパ腺痛み出し、ついでに金玉までじわじわ痛み出す。(1)風邪(2)尿道炎(3)おたふく風邪まさか(3)ではないかと生みの親に電話すれば「あんた、子供の時に罹ったよ~。間違いないさ~」と自信たっぷりに断言。
時間の経過とともに病状悪化し立つのも苦痛になり、歩こうとすれば金玉ジンジンを歌いだしHACHI公脂汗にまみれ、モンガ~と追い詰められた猿のごときうめき声を上げるのみ。2時間3分我慢しました。でも、もう無理無理。死ぬかもしれません。
「救急車を呼んでくれ~」と同居人に頼むが「あんた、金玉痛で世間の注目を集め人騒がせな事すればミットモナイから私恥ずかしい止めなさい」と2秒で却下。
アパートの2階の部屋、ここから全身の命の限りを尽くし下降を始めるしか我が道は無し。2階で良かった4,5階であればまず挑戦しようなどと思いもしなかったであろうし、なんとか表通りまで行けそうだすと考えつつ、金玉がすれないよう細心の注意をはらいつつ、死に物狂いで履いた7分ズボンとTシャツ姿。両手はコンクリートの手摺に命綱の如くすがり付くガニ又ゾンビ、ナマケモノ速度にて出発。巡礼の旅(?)は始まったばかり。
ああ~神よあなたは何故に金玉を御作りになったのでしょうか、私の信仰心をお試しなのですか、せめて、1個にしておくれでないかい・・・歩きにくいし。両腕もプルプルしたりして。きっと、あの星の向こうに(昼間ですけど~)お星さまは在るのね~って基地外?
58分後、ああ~大地よ、再び帰ってこれたね。これでタクシーなる文明の利器にて疾風の如く救急病院にワープ出来るのね~。
赤十字病院の正面玄関に横付けされたタクシーから颯爽と降り立ったのは新進気鋭の天才外科医師HACHIであるはずもなく、タクシーから即、車椅子に移され、一歩も歩けない半分死にかけの金玉ハレ夫君こと病人HACHI公であった。
検査の結果「おたふく風邪です、入院してね。」母よあなたは私の事を知らないのですか?間違いだらけです。あなたの記憶は。親子とは?家族とは?少し泣いた。
初日は大部屋、ここは前立腺肥大の皆さまが手術前入院で5人。VS金玉男1人。発熱苦痛でのたくる1人以外は全員元気。5人の「こやつ何病」の視線が冷たく、同病相哀れむの仲間から遥か彼方の一人ぼっちのボク。しかし、夜中に怖いよ~とベットでうな垂れるおっさんを見た時「勝った」と思ったのは、どういう心境かしら。うふふ。
2日目、前立腺肥大の皆さまの疑惑をそらせるためでしょうか、個室に移動。快適病人ライフの幕開けだす。(熱も下がり始め気がかりなのは金玉痛のみ。)ちなみに、入院セットの服、歯ブラシなどはHACHI公が58分の砂漠横断中に同居人手際よく準備済み。
大人のおたふく風邪は珍しいらしく、看護婦共「はい~どうですか?」などと入れ替わり立ち替わりHACHI公の金玉を見ては、明らかに笑いを抑えつつ去る(後ろ姿の肩が小刻みに震えておるぞ、こら)多分他の病棟の看護婦も参加していたのではないか。悔しいので見栄を張り勃起させて、見せたるわいと擦れども激痛の為インポで亀頭埋没のまま。
症状の重い場合メロンの大きさまで腫れるらしい。HACHI公はキウィでした。
7日で回復。あとの2日は事後の様子見であった。8日目はすでに健康であり、入院して初めて、食い物持ち込み隠れ喫煙などのど元過ぎれば元のもくあみ。
元気になれば次に気に成る事「予の生殖能力は有りや否や」ですね~。
で、手淫(懐かしいフレーズ)に挑戦。最初は怖いので恐る恐るスリスリしていましたが、本来の調子を取り戻し発射!!本当にうれしかったです。よかった~。場所が場所だけに(金玉)心配していたんですよ玉吉君。無事で良かったね~。
HACHI公 35歳の夏の日の出来事でした。一つだけ心残りなのは勃起した亀頭を看護婦さんに見せてあげられなかった事だけです。きっと喜んででもらえただろうに。