奥歯が痛い。穴が開き始めている。近所の歯医者に行くと「抜きます」と宣言され「じゃあ、明後日」と告げてそのまま逃走。仕事バンドなど忙しいと理由付けし放置。更には奥歯を噛みしめられぬ根性無しにはなりたくないと問題を先送り。しかしというか、やはり虫歯は確実に進行しその日を迎える。
奥歯が痛い。穴がでかい。近所の歯医者に行くと抜かれてしまうので、歯科医に電話をかけまくり予約を試みるも「一番早くて来週の金曜かさ来週の火曜日」などと言われ死ぬ。死にました。しかし、痛いので生き還り、今日中に診察の出来る歯医者をと思っていたら「西川歯科」をうっすらと思いだす。
西川先生、松尾の居酒屋「やまちゃん」での飲み仲間。しかし、人格的にど~よであったり下ネタ大好き酔っ払い、おまけに歌う歯医者でボサノバの弾き語りなどを得意とする変わり者。重ねて身内に歯を見られるのも抵抗が有ってリストから外していたのだけど南米帰りのやぎさんの歯を1年がかりで完璧に修復した実績もあるし、背に腹は代えられぬのことわざに従い電話。土曜の午後で休診のはずが、予約OK。(電話を入れた時点で西川「HACHI公に違いない」と思ったとの事)いよいよ治療が始まる。
1日目 ブリッチ外れているので撤去し一番奥の奥歯の穴を治療し(専門用語だとCの1番Cの2番など言うはずだが素人なので知らんし、Cの1番みゆきゆかり号VSCの2番今帰仁アヒーなどと発想闘牛になり、牛が走り回るのでうるさいからやめます)仮に穴を塞ぎ型取りし余った時間で他の歯の掃除。こう書けば楽ちんですが、皆様も大好きなドリルの高音、吸引機、水など想像して下さい。おまけに一番たちが悪いのは己の「あと0,1ミリで神経に触り激痛が来るぞ~」と言う恐怖心。歯医者が怖いのではなく自分が怖がっているだけなのです。
2日目 奥歯の3本足の内駄目な奴1本を撤去。ついでに周りの骨も削る(2か月で再生する)仮止めから芯になる部分を固定し取りあえず「波止場でジョニーが足を架けギターを歌う」あれ、の形に削り放置。今HACHI公の奥歯は波止場です。残った時間で前歯の虫歯治療。まだ神経とかには触れないので麻酔注射なし。どんどん削り穴をあけプラスチックで塞ぎおまけにすきっ歯まで直す。同居人「良かったね~これで無駄遣いしなくなるよ」と意味不明。まあ、ニコッと笑うHACHI公、すきっ歯から打って変って2枚目スマイルは世の女性を虜にしてしまうはずです。
3日目 飽きたので止めます。しかし西川 謙 人格はともかく腕は達者である。一回の治療は1時間から2時間と集中的に素早く行います。やぎさんも認めておる。別に頼まれた訳じゃないですが紹介します。HACHI公の友達と言えば親切丁寧に治療を行ってくれるはず。
西川歯科医院 電話 859-4700
那覇市 かなぐすく5-16-2
小禄ジャスコの近くです。
治療中に流れるボサノバ良い感じですよ~。