昨夜、五時過ぎの速報で事件が最悪の結果になったことを知り、怒り、悲しみに溢れる。私も娘を持つ親として犯人は許せないし、被害者の母親の犯人を自分の手で殺してやりたい心情は理解できる。もし自分がそういう目にあったら実際に報復するかもしれない。(現実的には、我が国は法治国家なので司法に委ねるでしょうが・・・)被害者のこれからの人生、明日という、かけがえのない全てが奪われてしまったことに深く悲しみ、心からお悔やみ申し上げます。
悲しみのなか、それでも冷静さをなくさず、相手(犯人)の事を考えて見る。一時の欲望か、長年抱いていた負のファンタジー(犯罪者にこの傾向有ります)か、真相解明はこれからですが、偶然にも「殺人者の午後」(トニーパーカー著・沢木耕太郎訳)を読んでいたので少しだけ取り上げたいと思います。この本は10人の殺人者の、事件の詳細、殺人時の心理状態、その後の人生を優れたインタビュアーが時間を掛けて殺人者本人の告白を聞き出してまとめたものです。一話だけ紹介します。自分の子供を(一歳六か月)殺害した父親の、その後の言葉「現世でも、来世でも世界中の人々が一人残らず「フィル、お前を許す」と言ったって、俺は自分を許せない。俺がしたことによってこの世からひとがひとりいなくなってしまったんだ。(中略)ジャック(息子)は生きていたら同じぐらいの年恰好うだな。あの若者みたいな感じになっていたかもしれない。そして、あんなふうに話したり、立ったり、動いていたかもしれない。でも、俺のせいでジャックはそれができなくなってしまったんだ・・・。」一生降ろせない重しを背負って生きていかなければなりません。今回の犯人も同様な人生を送るはずです。
それと、もうひとつ。それは我々全員がある日殺人者になりうるということ。今回のような事件に接すると犯人をモンスター(怪物)だと思いがちですが、我々と同じくどこにでもいる普通の存在です。ついでに、もうひとつ、これは反論を覚悟で書きますが、この事件と基地をリンクして考えるのは反対です。私は平和を願いますが、今の世界情勢では軍事力無しでは自衛出来ません。アメリカ軍徹底後のフイリッピン、そもそも軍隊を持たなかった(弱小な軍備は有ったかもしれませんが・・・)ウイグル、チベット等の現状を見ればご理解いただけると思います。で、屁理屈ですが、犯罪が無ければ警察すら要らない世界になりますよね。軍、警察、自衛隊(災害対策としての組織として)のいずれの組織から、犯罪者が出た場合「ほれみろ、だからお前らは要らないのじゃ」と言えますか。と言うか犯罪者続出(特に警察)なのに警察解体せよと誰も言わないでしょうが。
あ~考えると頭が痛いので普段の生活に戻り、そして忘れていく「全員基地外の現代人の私」です。
是非、ご一読ください。彼らはモンスターではありませんよ。病気の場合は(サイコパスとか)理解に苦しみますが・・・
とらやの洋館食って、泡盛、刺身で飲みながら無力感か悲しみか怒りか・・・同居人を待ちながら飲み続けましょうね。
茄子チーズ、揚げタコ焼き。タコ焼きを半分かじり、その半分にタコが入っていたら「残りの半分はタコなし」と損した気分になります。
コーン150円とアボガド雲丹ソース(新作)がなまら、美味い。390円は納得です。
烏賊とオクラを食って、路上の猫の毛づくろいを見て少し癒されて帰宅。TVでは・・・
ご冥福を祈ります。
よんでくれてありがとうございます。