LOVE&DESIRE

沖縄で頑張る爺バンドのブログだったがいつの間にか爺の独り言(涙)。

猫とホステス

2016-09-29 09:03:06 | 日記

 ペットネタでね~ちゃん口説いたという話ではありません(念のため)

 状況説明 バブルの香りが少し残る那覇のラウンジ(クラブより安くスナックより高い)で、ちょっとした仕事を片付けたハチ公&仕事仲間のN氏はほろ酔いでご機嫌である。と言っても最初はお目当てのこずえちゃんがお休みだったので不機嫌。でもお店は暇なので二人のお客(わしら)に4人の女性が付いたし、(素面の時はう~支払いが・・・とか気にする小心者)酔うにつれて本来の能天気&エロ親父がライジング・・・そこでハチ公はペットの思い出を語り始める。

 う~君たち若い子は知らんだろうがペットなんて今みたいに金出して、それもけっこうな金額の血統書付なんてありえない時代でね、大抵は知り合いから貰うか、そこらを歩いている犬、猫に声掛けしてなんとなく家族の一員にするってわけよ。で、一員って言っても動物は「いちむし」だから原則、家の外、庭とか路上で寝泊まりさせるわけさ~で、初めて飼ったのは犬のポチ。まあ、犬イコールポチなネーミングでいい加減だし、笑ったのはオスと思っていたポチが出産したこと。まあ、あたしゃ小学2年生ぐらいだったから性なんて知らんし。

 ポチ&子供たち(4匹)が全員どこかに貰われて僕が寂しくなったと思い、気を使ってくれた母親が連れてきたのは猫の「たま」。こいつは頭が良くてドア、窓を開けるし、寒い冬の夜はお互いに温めあって寝たもんだよ、でも年寄り猫だったらしく僕が小5の夏の旅行中に与那原の海岸に捨てたって。理由は毛が抜けて見苦しいから。で、母親の「あんたが居なくなって(旅行)寂しかったはず、死によったさ~と嘘つきに中3まで騙されたりしてね。今思えば母親に叱られた仕返しに仏壇の香炉にウンチした、たまを母親、許せなかったんじゃあ~ないかい?うぐぐ。

 しばらくは飼い犬、猫とも縁がなかったけど、適当に近所の野良猫にウイスキー飲ませたり、マジックで顔に絵を書いたりして遊んで、え、人でなし?わはは~面白いんだもん。置いといて、野良猫がなんとなく懐いて、勝手に「金太」と名付けて、まあ、お互いあまり干渉しないで気楽に飼っていたが、コヤツ猫にあるまじき反射神経の悪さの持ち主で、もう、にぶい、にぶい、ひたすら、にぶい。例えば応接間のテーブルに奴が座っていた時「やあ、金太、元気?」と前から肩を押すと、普通の猫はくるっと反転して受け身を取るが、奴はそのまま倒れて後頭部を床に打ち付ける・・・バカか?可哀想だが笑ったね。

 で、春先の猫の発情期の真昼間、声がうるさいので外を見ればお隣のトタン屋根の頂上付近で金太が今、まさに後背位で挿入体制。お、金太、お前も一人前になるのか!頑張れよ~とエールを心の中で送りつつ猫の性交を観察ね。そしたら金太、決めの一突き、思い切り腰をしゃくり、いざ合体じゃ~と獣のように腰を振るが、力んだせいで爪を出し、これが命取りになるわけよ。爪のせいでトタン屋根はツルツル鏡のよう?ツルリンコしたのね。

ふんぎゃ~~~~~~~~~と哀れ金太トタン屋根を滑り落ち、そのまま視界から消えた。雌猫、あれ?って少し悩むがそのまま立ち去る。わははは~とっても気の毒です。一応買主だし笑うのはどうよ?と思ったが10分ぐらい笑いました。苦しい、腹筋痛いね~。それから金太を見ることは二度と無かったんだけど・・・

 一年して古島の農道を車で走っていたら横から猫が飛び出し、あわや、ひきそうになるが急ブレーキで間一髪セーフ。ひかれそうだった猫は路上で固まり、こちらを見る。すると猫と目が合う訳よ・・・

「あれ、お前、もしかして金太か?」「うにゃん」元気してたか?」「うにゃん」

しばらく見つめあう二人・・・少し名残惜しそうにして、チョット間をおいてから金太は藪の中に消えた。

全て実話です。

昨夜は久しぶりのピザ(500円)なのでスパークリングワイン(1500円)で泡泡飲みでした。

よんでくれてありがとうございます。ぺこりん。