キブシ(木五倍子)はキブシ科の花で,東北から九州まで分布し,山地の日当たり良い地に自生する落葉低木です.学名はStachyurus praecox Sieb. et Zucc.で,stachyurusがstachyus(穂)とoura(尾)の2語よりなり,尾のような花穂のこと.praecox(早咲きの)の意味から,早咲きで,尾のように長い花穂の植物のこと.和名は木の五倍子(キのブシ)からキブシに転じた.花期は5月,場所は国見峠への途中.
カワミドリ(藿香)はシソ科の花で,薬用植物です.北海道から九州,東アジアに分布し,山野に自生する多年生草本です.学名はAgastache rugosa (Fisch et C.A.Meyer)O.Kuntz.で,agastacheがギリシャ語aga(強める)とstachys(穂)の2語よりなり,太い穂状花序を出すこと,rugosa(皺のある)の意味から,茎葉根に皺があり,太い穂状花序を出す植物の意.和名は香りを放つ植物の意.花期は9月,場所はドライブウエイ途中.