4月19日(水)9時に起きて雨戸を開けたら、どんより曇り空。今日も雨が降るのだろう
か、と空を見上げる。
昼食摂る前に、空模様を気にしながら急いで買い物。今夜は酢豚に挑戦しよう。豚肉ブ
ロックをはじめ関連する食材を買う。野菜庫にはニンジン、玉ねぎがあるので転用。サ
ラダ系はNHKあさイチの「クレソンとキウイのサラダ」を借用。他にグリーンアスパラ
のバターソテー、昨日買っておいた春巻き。
10年以上主夫業してきたが、酢豚と「クレソンとキウイのサラダ」は、初めて。
酢豚はレシピを見ながら作ったが、結構手間がかかるのに驚いた。まず豚バラブロックを
2センチ四方にカット、下味を付けて片栗をまぶして170度の油でこんがり揚げる。炒める
野菜は、水煮タケノコ、ピーマン、玉ねぎ、ニンジン、生シイタケなど結構具沢山。味付
けは酢としょうゆ、酒。出来具合は…まずまずというところかなあ。
あさイチ仕入れの「クレソンとキウイのサラダ」は、簡単にできた。クレソンの葉を適当
の大きさにちぎり、オリーブ油&塩コショウのドレッシングをかけるだけ。キウイの酸味
とクレソンの苦みがうまく合って、美味しかった。これならまた作れそう。
<初めて作った酢豚(上)とクレソンとキウイのサラダ(下)>
20日(木)9時20分に起きる。少し靄っている感じだけど、暖かい気持ちの良い朝だ。
「今夜の献立何にしようか」と、NHK の古い2004年4月号の「きょうの料理」を
めくっていたら、「味わい五七五」というコラムで、俳人・櫂未知子さんが
「白魚のさかなたること略したり」(中原道夫)という句を紹介していた。
洒落も洒脱も解しない私には、句の意味がつかめない。
櫂未知子さんは、そんな人たちのために、わかりやすく解いてくれている。
大略すれば、
白魚は、我こそは魚だと自己主張する魚ではない。白魚鍋にせよ、おどり食いにせよ小さ
な群れを静かに食べ、「あ、魚でしたか」と後で気づく。その時の思いを、くだくだ白魚
のことを説明せず「さかなたること略したり」と洒脱に詠っているのだ、と。
「俳句は、説明を嫌う文芸」と櫂さんは言う。
わずか17文字の中に、深い洗練された世界があるんだなあ、と改めて教えられた。
夕餉のメニューは焼き肉、豆腐の炒り煮、さやインゲンの胡麻和え、惣菜1点。
今夜のタイガースは完敗。でも広島カープに負けても、悔しい思いはしない。中日ドラゴ
ンズも同じ思いだ。新聞社勤めのころ、中國新聞、中日新聞社と親しく交流を重ねたから
だろう。