Since1994 "ROCK BAR" GLASSONION 高田馬場

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Rockについて

2009-02-26 | 時代の光景U+203CU+FE0E
長屋の長老ロックアナリストに現代社会におけるロック世代の位置ずけをインタビューした。

…今さら、クラプトン&ジェフベックなんて商売人見に行ってどうすんだ~っ。

とクダ巻いてた、日本ロックを育てたおっ&おばちゃん○○線沿線、通称東京ガザの住人の中にも、最後の五分を待ちきれず、周りに照れながらこっそり行ってしまって、とっても感動して絶賛しまくってる人がけっこういるんで驚いたという。

長屋の長老ロックアナリストは、ひと口茶をすすると、あいた靴下の穴から指をだし、指人形で時代を語る。


みんな本音は行きたかったんや。

本音いえへんのは、大人の事情なんや。
それは、知らんでええんや。

ある日、大人見て思うことあったら、それが答えや。

あんときもそうだったがや。

みんな絵ば踏んだがや。

慌てて就職したり、急に世間と折り合いつけようとしたがや。

そやから、そんな連中はみんな今も貧乏や。
造反組は、死ぬまで造反組や。
寝返っても、結局ババ引く役目しか回されへんのや。

それわかってても、寝返りしとうなる。
世間はいつまで立っても恋しいもんなんや。

東京ガザの住人も、エコを求めて島に住み着く人も、本音は誰よりも世間に認められたかった人種なんや。
凄い人と言われたかったんや。


世渡り上手を横目に、年ばっかり食いよったんや。

世渡り上手がいつ声かけてくれるんじゃろうと、じっとただ待っとんんや。

結局誰もやってこんかった。

自称インテリの誇りすらも、使い道ないがやで、今じゃ埃かぶってコンプレックスに化学変化したがや。

クラプトンもベックも、それをみんなわかっとるお人や。

わかっとって演奏しよるがや。
そやから感動さしてしまうんや。

でももうすぐやなぁ~。

彼らが振る舞うタダ酒を、群がり分け合う時代も、もうそろそろ終わりが見えてきたがや。

高尾に続くあの一本の線路は、カンジスだったがや。