ふとしたことで、思い出す、お客さんとの、懐かしい場面があります。
知らないうちに、もうこんなにも、月日は流れていました。
たかが、10年もすると、俺はもう、履きくたびれた靴下みたいになってんのかね。
そう言っては、大声で笑う、お客さんのその表情が、何とも素敵だったのを、昨日のことのように、覚えています。
そのお客さんは、潔く、我が人生を、履き潰すことをやってる人でした。
実にかっこいい、おっちゃんでした。
人生を履き潰す。
尊い人生の響きとは、そういうものであるべきだと、思うのです。
そして今、そのおっちゃんと、同じ年齢になりました。
俺は、人生を履き潰しているだろうか。
上手く答えられない自分がいます。
…
みんな、それぞれの事情の中で、それぞれの人生を背負って、生きています。
人生の、孤独も怒りも喜びも、みんな、それぞれです。
比較はできません。
比較はできませんが、生き方に対する、その姿勢は、どうやら、同じなようです。
だから、問いかけられます。
人は、人の生きる姿勢に、学び、教えられるものです。
つい先日も、懐かしいお客さんの顔と、久しぶりに対面し、今も変わることのない、生き方への、その人の姿勢に、教えられたばかりでした。
途中から、本の内容とは、全く無関係なことを、思い浮かべながら、この本を読んでいました。
哲学者の書いたものだから、そんな気持ちになるのでしょうか。
内田樹って、なんか、いいですね。
学びます。
内容については、また今度…。
(^o^)/続く…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます