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G こんにちは、そして、さようなら

2015-09-25 | 諸行無常…let it be



最近、腰のための整形外科と、鼻のための耳鼻咽喉科と、通院掛け持ちのため、早起きしています。

(^.^)‼︎



駅のKioskを通りかかかると、今日の紙面を、大きく、女性芸能人の訃報のニュースがありました。

今日のワイドショーでは、この有名人の人生について、全ての時間を割いて特集することでしょう。

ファンの方からすると、あまりにもまだ…と惜しまれるのも当然でしょうが、芸能人が、最後まで、芸能人を、全うされた人生なのだから、それは、素晴らしい人生だったと、僕は、思います。



毎度ながら残念なのは、必ずどっかのメディアの、あまりに的外れなタイトルを見つけてしまい、そのアンポンタンさに、絶句してしまうことです。



そして、小さな余白に、数百万とも言われるシリア難民についての記事が、チラッと覗いていました。

言わずもがなここは日本です。

社会性としては、海の遥か彼方の100万人の命の行方よりも、1人の有名日本人の人生が、優先されるわけです。




最近のシリア難民のニュースは、僕が子供の頃の、ボートピープルと呼ばれた、ベトナムやカンボジアの難民のニュースと、どうしても重ねて見てしまいます。


いつの時代のどんな戦争でも、戦場にいる無力な人々は、故郷を捨て、国境を越え、戦火を逃れ、不確かな安息地を求めて、命の旅にでることを余儀なくされるわけです。


戦場では、負の連鎖が果てしなく続きます。

弱者は、さらに弱者を篩にかけ、最後に無抵抗の女性や子供が、負の全てを背負わされるのです。


悲しみと不安とは、こんな表情を言うのでしょうか。
祈り続ける老母の深い皺を、とても上手に、カメラマンは捉えていました。



この世には、100万通りの、命の情景があります。


2009年、忌野清志郎は、命の門出と、命の由来について、僕にその基準を教えてくれました。
彼もまた、この国では、今なお、超有名人です。


そして、それが、そのまま、2011年の震災から原発事故への、僕の、命の情景へと、繋がりました。


命の情景!
それは、風景でも、景色でも、光景でもありません。

僕は無宗教で、ノンポリだから、むしろ、アナーキストに近いのかもしれません。

そんな僕でさえ、日本人の平均健康寿命を、身近に意識する年齢に近づいてきたせいか(^^;;、日常会話の中で、諸行無常を口にするようになりました。



1人の有名人の命と、無名な100万人の命を、天秤にかけたとしたなら、天秤はどんな傾きをするのでしょう。

愚問ですがね。(^^;;

答えが透けて見える、野暮な禅問答など、世の中には、腐る程転がっていると言うことです。


情景は、情景として、これからも普遍なのでしょうか。