〇桜、池上本門寺総門
〇古民家カフェ蓮月
築90年の古民家カフェ「蓮月」で、昼はがっつり豚を食う! 夜はしっぽり酒を飲む!、2016-11-07、 書いた人:毎川直也
大田区池上に、昭和2年から営業しているそば店をリノベーションしたカフェ「蓮月」があります。
いわゆる「古民家カフェ」です。古民家カフェというと、静かなしっとりした雰囲気が特徴のお店が多いですよね。
ここ蓮月はカフェとは思えないガッツリとしたどんぶりメシをいただいたり、酒に合う多彩なおつまみに舌鼓を打てるお店なのです。
大田区池上は、池上本門寺を中心に多くの寺社仏閣が集中している寺の街。
その池上本門寺から約3分歩くと、木造に瓦屋根の一際目立つ建物が見えてきます。こちらが昭和2年に竣工されたそば店「蓮月庵」をリノベーションしたカフェ「蓮月」。
第1回大田区景観まちづくり賞を受賞しています。
数種類のトーストやコーヒーと、のんびりカフェタイムを楽しめるメニューが揃っています。
そのなかでも目を引くのが「ごはん」。カフェメニューとは裏腹に、ガッツリと腹に溜まりそうな「厚切り照り豚丼」が気になりますね。
「蓮月」は、2階で飲食をすることもできます。
店長さん曰く「スーパー銭湯の休憩スペースのように、気持ちの良い時間を過ごしてもらいたい」とのことでした。
そば店、「蓮月庵」を引き継ぎカフェにリノベーションした店長の輪島さんです。引き継ぐきっかけは何とも奇妙な縁がありました。
ある日、輪島さんが仕事をしていると転倒して足に犬のフンがついてしまいました。その1時間後、歩いていると鳥のフンが直撃。「これはなにか起こるぞ」、そう思った翌日、知人から「蓮月庵」を今後どうするかという会議に出ないかと声をかけられたのです。自分が「蓮月庵」を引き継いだら面白いことになるだろう……。
こうして現在の「蓮月」が誕生しました。
縁というか、ウンというか、そんなきっかけなのです。
「古民家カフェ」というと、どこかお堅い印象も受けますが、店長さんはこんな感じです。自由です。
お昼にいただいた「厚切り照り豚丼」、じつはお店のスタッフさんが考えたメニューです。そして日本酒好きなスタッフさんが日本酒を、ワイン好きなスタッフさんがワインをチョイスするなど、スタッフさんの考えがたくさん反映されています。
その一方で店名は先代の名前を継いで「蓮月」とし、もともとあったものを大切に使っています。「先代への想いを汲み、敬意を払って営業を続けたい」とおっしゃっていました。
住所:東京都大田区池上2-20-11
電話番号:03-6410-5469
営業時間:10:00~22:00(LO 21:30)
定休日:不定休
Webサイト:http://rengetsu.net/
※金額はすべて消費税込です。
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