激しい回転性のめまい発作と、低音が聞こえにくい難聴や耳鳴りを繰り返す「メニエール病」(推定患者3万5000〜5万人)。内耳に内リンパという液体が過剰にたまること(内リンパ水腫)が原因で、ストレスや疲れ、低気圧、睡眠不足などが発症の引き金になる。
そのメニエール病に対して、昨年9月に「中耳加圧治療」という新しい治療法が保険適用になった。どんな患者に行われるのか。「やべ耳鼻咽喉科 表参道」(東京都港区)の矢部多加夫院長が説明する。
中耳加圧治療の費用は、装置のレンタル代含め3割負担で月6000円ほどだ。また、高度難聴が先行して起こり、数年以降にめまい発作を繰り返す「遅発性内リンパ水腫」(推定患者3000〜5000人)に対しても保険適用になっている。(新井貴)
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