ごん太ジイジの旅日記

リタイヤしたのを機に何か記憶に残るものにしたいと思い、ここに忘備録として愛犬ゴン太目線で旅の記録を残すことにしました。

太平洋フェリーは楽しかったよ

2015年06月23日 | 旅行
【19日目】5月28日(木)

天候 曇り

今日は、仙台から名古屋までフェリーを利用して太平洋側を南下するが、出発まで時間があるため、青葉城跡に足を運ぶことにした。
(森の都仙台を彷彿させる並木道)
仙台で忘れてはならない人物といえば、伊達政宗だが、青葉城に行ってみると伊達政宗の銅像や「荒城の月」を作詞した詩人土井晩翠の銅像が建っていた。「荒城の月」といえば、親父は滝廉太郎を思い浮かべるが、作詞家までは知らず、立札を読んで初めて分かったようだ。
仙台の観光地であるこの場所に、修学旅行生と思われる学生や社会科見学らしい小学生などが見学に来ていた。

(伊達政宗像1)

(伊達政宗像2)

(土井晩翠像)

(土井晩翠の紹介立札)
また、天守閣の跡は、綺麗に整地して、部屋の間取りを書いた銘板を置き、天守閣の部屋の間取りが分かるように工夫されていた。

(天守閣跡)

(銘板)

青葉城跡を後に、いよいよ東北地方最後の地、仙台港へと向かう。太平洋フェリーの桟橋へ着き、乗船手続きを行った。東北地方ともお別れだ。親父は、考え深げに車と一緒に乗船した。
門司~大阪間の名門大洋フェリーは、助手席の人も同乗して乗船できるが、この太平洋フェリーは別々に乗船するようになっていた。このため、母ちゃんは、先に乗船して、親父を待つことになった。

(仙台港フェリー乗場)

(いしかり1)

(いしかり2)

(いしかり3)
いよいよ出港だ。しばらく乗っていると親父たちは小腹が空いたねぇと言って、青葉城で買ってきた仙台名物の「ずんだ餅」を食べることに。このずんだ餅は、グリンピースを餡子にして、餅にまぶしているシンプルなものだった。

(ずんだ餅)

船の中を散策していると、無料で入れるシアターラウンジを発見。今日の映画は、邦画と洋画の2本を上映するらしい。また、ラウンジショーは、洋琴奏者による演奏であった。
邦画は既に始まっていた。タイトルは、「るろうに剣心京都大火編」だった。このタイトルはどこかでみたぞ、親父は直ぐに思い出した。
大谷石の地下採石場で撮影したと言われた映画ではないか。映画を見ながら、違った観点で鑑賞することができた。2本目の映画は洋画だったが、親父の記憶には残っていないようだ。

その後、洋琴奏者による演奏会となったが、洋琴なる楽器は初めて見る楽器だった。この楽器は、横1m、縦50cm位だろうか、横向きに110本の絃が張られており、その絃を2本の竹製の細い棒(琴竹)で打奏する奏法であった。ピアノの絃は88本なので絃の数がかなり多い。
この楽器は、伴奏に用いられることが多く、アーティストの「女子十二楽坊」でも使用されている。と奏者は話してくれた。因みに、「女子十二楽坊」は12人だけでなく数名の控えの奏者がいるらしい。
今日のように、単独で演奏するのは珍しく、数曲演奏してくれたが、アップテンポの曲によっては身体を揺らしながら演奏していた。110本もある絃を間違わないで、よく演奏することができるものだと感心させられた。
演奏が終わり奏者が楽器を見せてくれた。激しい演奏のせいか、絃が1本切れていた。奏者によると頻繁に起こることらしく、同じ音が出る絃が数本あるため、1本切れても演奏には支障がないらしい。
その後、船室に戻って夢の中の人となった。・・・ZZZ

明日は、名古屋港に10時30分に着くため、伊賀上野を経由して伊勢志摩にある旅館へと向かう。